欧州委員長、中東情勢によってEUがウクライナ支援から注意を逸らすことはないと強調

欧州委員長、中東情勢によってEUがウクライナ支援から注意を逸らすことはないと強調

ウクルインフォルム
欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員会委員長は17日、中近東情勢によってEUがウクライナ支援から注意を逸らすことはなく、欧州は必要な限りずっとウクライナ支援を続けていくと発言した。

フォンデアライエン欧州委員長が中近東情勢に関するEUのオンライン首脳会議の後、ブリュッセルでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

フォンデアライエン氏は、「重要な考えを言わせて欲しい。中には、私たちがウクライナ支援から注意を逸らす可能性があり、私たちが誰を助けるのか選ばざるを得なくなるだろうと確信を抱いている者がいる。私たちは、彼らが間違っていることを証明する。私たちは、友人たちと必要な限りずっと共にあり続ける。重要なことは、EUの多年時予算のための私たちの提案はすでに策定済みであり、ウクライナのための大型支援はすでに準備過程にあるということだ。なぜなら、私たちは、彼らが私たちの価値のために戦っていることを知っているからだ。私たちは、彼らと必要な限りずっと一緒にあり続ける」と強調した。

また、ミシェル欧州理事会議長は、記者会見時に、中近東情勢を議題にした今回のEU首脳会議と異なり、次回の会議はウクライナのみが議題となると発言した。

ミシェル氏は、EUはパレスティナ人や難民を受け入れている近隣諸国へと人道支援を供与し続けなければいけないとしつつ、同時に、EUにとってロシア侵略と戦うウクライナを堅固に支えることは原則的に重要であり続けていると発言した。

同氏はまた、「強調したいが、強固にウクライナを必要な限り支え続けるということが私たちの義務であり責任であると、私は確かに思っている。私たちはその意味で動員され続けていく。ウクライナは次の欧州理事会の唯一の議題項目となる。私たちは、多年次財政枠組み(MFF)の観点の議論を始め、作戦レベルで私たちの次官が今週末までに欧州理事会に提出する議題を議論するために会合を開く」と発言した。

その他同氏は、中近東の暴力の深刻なエスカレーションからメリットを受け取っている国につき「少なくともロシアがメリットを受け取っているのは間違いない」と述べた。そして、「ロシアは、EU、私たちのパートナーに対抗するナラティブを活発化するべく、その状況を利用しようとするだろうし、もうそうし始めているし、多面性を守りたがっている人たちが、ダブルスタンダードを示しているとするような、ナラティブを推し進めるだろう。その罠にははまらないで欲しい。私たちは、私たちの原則、私たちの価値、人権尊重、人間の尊厳への尊重、国際法、法の支配への尊重にコミットし続ける」と強調した。


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