ウクライナ安保会議、密輸犯罪関与の個人3名、法人24社に制裁発動
ウクルインフォルム
国家安全保障国防会議(NSDC)は30日、密輸業者とされる個人3名、法人24社に対して、個別経済制裁を発動した。
オレクシー・ダニーロウNSDC書記が同日のドネツィク州で開催されたNSDC会合の結果発表を行う記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ダニーロウ書記は、過去の密輸関係制裁では、社会で密輸業者と名指しされている人々全てが対象となっていたわけではなく、保安庁(SBU)が制裁対象者リストを作成した前回と異なり、今回は内務省がリストを作成したと説明した。
今回制裁対象となったのは、アレクサンダー・アクスト(ドイツ国民、1986年生まれ)、ヴァレリー・ファリコウシキー(ウクライナ国民、1974年生まれ)、ウラディスラウ・ストデネツィ(ウクライナ国民、1984年生まれ)と、同3名が関与する24の企業だと説明された。
またダニーロウ書記は、密輸との闘いは今後も続くとし、さらに制裁を科していくと発言した。
なお、これに先立ち、ゼレンシキー大統領は2021年4月2日、密輸犯罪に関わっているとされる企業79社に制裁を発動するNSDC決定を発効する大統領令を発出していた。