中国大使、ウクライナ政府とのインフラ分野協力協定の重要性強調
ウクルインフォルム
范先荣駐ウクライナ中国大使は、中国の大企業はウクライナ市場で活動する準備ができており、それによりウクライナは外国投資家を誘致しやすくなるだろうと考えている。
范中国大使がインターファクス・ウクライナ通信へのインタビュー時に発言した。
范中国大使は、「中国ウクライナ関係をさらに成功裏に発展させるためのあらゆる前提条件が揃っている。私は、楽観的見方を持って、私たちとウクライナとの協力の将来性を見ている。そのために、中国側は、今後もウクライナ側と共同で努力をしていく用意がある」と発言した。
大使は、過去10年間、中国ウクライナ間の戦略的パートナーシップは、大きな発展を遂げたと指摘し、「その発展は、二国間連携の様々な分野で起きている。特に、中国は、ウクライナの最大の貿易パートナー国となった。これは、もちろん、両国国民の根本的利益に適っている。この関係の潜在力はさらに大きい」と強調した。
その上で大使は、最近、中国とウクライナの間で非常に重要な協定が署名されたと述べ、「それは、インフラ分野協力協定だ。その協定は、その非常に重要な分野における両国間の協力のために新しい可能性を開いたのだ」と発言した。
これに先立ち、7月6日、クブラコウ・インフラ省と中国商務部の王文濤部長が、ウクライナと中国のインフラ建設分野の協力プロジェクト実現を目的とした協力拡大・促進政府間合意に署名をしていた。
13日には、ゼレンシキー大統領が習中国国家主席と電話会談を行っており、その際大統領は、海洋港、道路の建設・近代化、鉄道・都市インフラの発展、地方経済のプロジェクトを実現する際に中国の投資家が参加することが重要だと強調している。