ブリンケン米国務長官、メルケル独首相に露ガスパイプラインによるウクライナへのリスクを縮小するよう要請
ウクルインフォルム
アントニー・ブリンケン米国務長官は23日、ドイツのアンゲラ・メルケル首相と会談した際に、独露間で建設が進むガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」によるウクライナに対するリスクを縮小するための方策を採るよう要請した。
米国務省が会談結果を公表した。
発表には、「ブリンケン国務長官は、米国はガスパイプライン『ノルド・ストリーム2』へ反対し続けていると強調し、ドイツに対して、それがウクライナと欧州エネルギー安全保障にとってもたらすリスクを縮小するための具体的行動を採るよう要請した」と書かれている。
さらに、発表によれば、両者は、「中国とロシアからのものを含む、グローバルな挑戦へ対応する調整された大西洋間アプローチの重要性について協議した」とのこと。
さらに、コロナ危機語の回復、気候変動への対応、アフガニスタンの政治的情勢解決とリビア情勢についても協議を行なったと書かれている。
なお、ブリンケン国務長官は、23日、マース独外相ともノルド・ストリーム2問題について協議を行なっていた。
写真:大統領府