ゼレンシキー大統領、ジョージア大統領と会談

ゼレンシキー大統領、ジョージア大統領と会談

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ウクルインフォルム
23日、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、キーウ(キエフ)を訪問しているサロメ・ズラビシヴィリ・ジョージア大統領と会談した。

会談は、キーウ市内のマリーンシキー宮殿で行われた。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

会談後共同記者会見にて、ゼレンシキー大統領は、「ウクライナとジョージアは、欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)完全加盟という共通の目的でまとまっている」と発言した。

また、ゼレンシキー大統領は、ウクライナはジョージアの国際的に認められた国境内の主権と領土一体性を断固として支持していると伝えた。

写真:イェウヘン・コテンコ/ウクルインフォルム

加えてゼレンシキー大統領は、ウクライナとジョージアは、両国の国民のそれぞれの国への渡航を最大限簡素化するために、コロナワクチン接種の証明書を相互に承認する意図があると発言した。

その他、ゼレンシキー大統領は、ジョージアがウクライナの主権と領土一体性を不変に支持していること、クリミア半島の併合の試みを認めていないこと、ロシアのウクライナ東部ドンバスへの侵略を非難していることにつき謝意を伝えた。

さらに大統領は、クリミア・プラットフォームの枠内でのジョージアとの協力と黒海地域の安全保障強化に向けた具体的な前進を期待していると述べた。大統領は、「ウクライナとパートナーたちにとっての重要課題の一つは、黒海地域の安全保障協力の強化だ。国会は、安全で、交易と航行にとって自由な海でなければならない。私たちは、黒海のパートナー国である両国の連携を強化したがっている。ジョージアやその他の隣国とこのイニシアティブを実現すべく活発に作業している」と発言し、また「もうすぐ何らかの具体的進展を目にすることになろう」との期待を表明した。

その他、ゼレンシキー大統領は、秋にウクライナ・ジョージア経済協力委員会会合が開催されると発表した。

ズラビシヴィリ・ジョージア大統領は、ゼレンシキー大統領の就任式には出席したが、ジョージア大統領がウクライナを公式訪問するのは15年ぶりだと指摘した。同時に同大統領は、その後、両国は一定の時間を失っていたとし、「私たちは(その時間を)私たちの国の関係深化とNATOとEU加盟という共通の目的の強化のために利用することができた」と発言した。

その上で、ズラビシヴィリ大統領は、「今日は、私たちの公式な会談だ。私は、それにつき非常に感謝しているし、両国大統領は両国関係に注意深く接するべきだと思っている。私たちの関係は、2つの主要原則にもどついたノルマに戻る。それは、人々の間の長年の友好と両国の主権と領土一体性への不変の支持である」と発言した。

なお、2020年5月7日、ゼレンシキー大統領は、元ジョージア大統領であるミヘイル・サーカシヴィリ氏を改革執行委員会委員長に任命していた。この任命を受けて、ダヴィト・ザルカリアニ・ジョージア外相は同年5月8日、ジョージア政府の決定により、駐ウクライナ・ジョージア大使を協議のために本国へと召還すると発表していた。

その後、2021年4月9日、ズラビシヴィリ・ジョージア大統領は、ウクライナに大使を速やかに戻すべきだと発言。4月22日には、テイムラズ・シャシェニゼ大使がキーウ(キエフ)に戻っている。

トップ写真:大統領府


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