ゼレンシキー大統領、OSCE議長と東部情勢を協議
大統領府広報室が伝えた。
発表によれば、ゼレンシキー大統領は、リンデ議長に対して、OSCE議長国を務めるスウェーデンがウクライナの主権・領土一体性回復と東部の平和的情勢解決に注意を向けていることを指摘し、「私たちがキーウで会うのは、今年2回目となる。あなたがここ数日、ウクライナ東部を訪れたことは、大切だ」と発言した。
両者は、ウクライナ東部と国境近くの治安情勢について協議を行ない、ウクライナにとっての軍事的脅威の高い水準について意見を交換した。また、黒海地域における治安強化の手段についても協議された。
大統領は、三者コンタクト・グループ(編集注:ウクライナ、ロシア、欧州安保協力機構(OSCE)の三者からなるウクライナ東部情勢解決に向けた協議を行なうグループ)が完全な作業を回復すべきだと指摘した。
その他大統領は、ウクライナ・ロシア間国境のウクライナ政府が管理を失っている地点、一時的被占領下クリミア、アゾフ海・黒海地域の情勢をOSCEウクライナ特別監視団(SMM)が監視することが重要だと強調した。
ゼレンシキー大統領はまた、スウェーデン外相であるリンデOSCE議長に対して、スウェーデンがピリープ・オルリクの憲法の原本をキーウに一時的に貸与する決定を採択したことに謝意を伝えた。大統領は、「300年以上ぶりに、私たちの国家性の重要所属品が再びウクライナを訪れるのだ。それはスウェーデンからの非常に大きな有効のジェスチャーであり、私たちは高く評価している」と発言した。
大統領はまた、スウェーデン側が8月23日のクリミア・プラットフォーム立ち上げ首脳会談に参加することが重要だと指摘した。
これに先立ち、アン・リンデOSCE議長は、6月14日にウクライナ東部の統一部隊作戦圏を訪問し、OSCE/SMMの活動やロシアの武力侵略の被害、黒海・アゾフ海の船舶の移動の状況を視察していた。