独仏露3外相、ウクライナ東部紛争を協議
ウクルインフォルム
7日、ドイツのマース外相とフランスのル・ドリアン欧州・外務相は、共同でロシアのラヴロフ外相と電話会談を行い、その際、ウクライナ東部紛争の平和的解決に関し、ロシアに「肯定的貢献」を行うように要請した。
ドイツ外務省が電話会談の結果を発表した。
発表には、「電話会談の中心となったのは、ウクライナ東部紛争であった。マース外相とフランスの同僚のル・ドリアン氏は、紛争解決にてより多くの内容ある進展の達成に向けたノルマンディ・フォーマットにおけるドイツとフランスの努力を強調した。外相たちは、2014年/2015年のミンスク諸合意と2019年12月のパリ首脳会談の結論の履行に向けた協議状況を議論した。ロシアに対しては、紛争解決に肯定的な貢献を行うことが要請された」と書かれている。
その他発表では、2020年7月22日の停戦体制安定化のための追加方策に関する合意の一周年にあたる日は、停戦維持確認にとっての指標となり得る日だと指摘されている。
さらに、最近のウクライナとの国境近くにロシア軍が展開されたことに関して、フランスとドイツの外相は、ロシアに対して、ウィーン文書に従って透明性確保の義務を履行するよう要請したとのこと。
また電話会談時には、ナガルノカラバフ地域をめぐるアルメニア・アゼルバイジャン紛争についても協議されたと書かれている。
写真:DPA