バイデン米大統領は米露首脳会談前にゼレンシキー宇大統領と会うと良い=クラウチューク三者グループ代表
ウクルインフォルム
クラウチューク三者コンタクト・グループ(TCG)ウクライナ代表(ウクライナ初代大統領)は、バイデン米大統領は16日のジュネーヴでのプーチン露大統領と会談の前に、ゼレンシキー大統領と会うと良いと発言した。
6日、クラウチューク氏が国営ロシア語テレビ局「家」出演時に発言した。
クラウチューク氏は、「私は、プーチン・バイデン会談の前にバイデン氏が電話ででも良いのでゼレンシキー大統領と話して欲しいと思っている。なぜなら、私の理解では、その会談ではウクライナの議題もあるだろうからだ。それは明白だ。議題となるなら、おそらくゼレンシキー氏よりウクライナのことをよく知っている人はいない。ドンバス情勢についてゼレンシキー大統領より詳しい人はいない。なぜなら、彼は大統領に就いてからの期間、すでに25回も紛争圏を訪れているからだ」と発言した。
クラウチューク氏はまた、ゼレンシキー氏がバイデン氏に伝えられる情報は米露首脳会談にも有益となるものであるし、電話会談を準備するのは難しいことではないと発言した。
なお、バイデン米大統領は、6月10日から16日にかけて、大統領就任後初となる欧州訪問を実施し、英国でのG7首脳会談や、ブリュッセルでのNATO首脳会談、米EU首脳会談を行う。また、バイデン氏は、6月16日にジュネーブにてプーチン露大統領と会談する予定。