エストニア首相、ウクライナの将来のEU加盟を支持する声明に署名
ウクライナ大統領府広報室が伝えた。
発表によれば、ゼレンシキー大統領は、カッラス首相との会談時、国連安保理非常任理事国(2021〜2022年)でもあるエストニアに対して、同国がウクライナの主権と領土一体性を一貫して支持していることにつき謝意を伝えた。
大統領は、「あなたが昨日ドンバスに行ったこと、とりわけ通過検問地点『スタニツャ・ルハンシカ』と『シチャースチャ』を訪れたことを知っている。私は、個人的にも、ウクライナ国民皆の代表としても、そのことにつきあなたに感謝している。私にとって、外国のリーダーにドンバスを訪れてもらい、自らの目で現状を、そして政府管理地域に暮らす国民へのウクライナ政権の振る舞いを見てもらうことは重要である」と発言した。
大統領はまた、エストニアがウクライナ軍人に医療リハビリ支援を与え続けていること、またドネツィク・ルハンシク両州への人道支援に50万ユーロを拠出したことにつき謝意を伝えた。
さらに大統領は、エストニア側が2021年8月23日にキーウ(キエフ)で開催されるクリミア・プラットフォーム首脳会談の枠内で協力を行う準備があると指摘した。
カッラス・エストニア首相は、ゼレンシキー大統領に対して、「ウクライナは常にエストニアの人々の心の中にある。私たちは常に、EU、北大西洋条約機構(NATO)、国連といったあらゆる可能な場所でウクライナをサポートしようとしている」と強調した。
ゼレンシキー大統領は、ウクライナの戦略的目的がEU完全加盟であることを強調し、エストニアがそれを常に支持していることにつき謝意を伝えた。
階段の結果として、ゼレンシキー大統領とカッラス・エストニア首相は、二国間協力の優先的方向性に関する共同声明に署名した。同声明には、エストニアにウクライナの将来のEU加盟を支持する準備と、加盟要件達成を促進する意図があることが記されているとのこと。
写真:大統領府