キーウの強化防疫措置、4月30日まで延長決定
ウクルインフォルム
キーウ(キエフ)市非常状況委員会は14日、新型コロナ感染拡大対策として市内に施行されている強化防疫措置を4月30日まで2週間延長することを決定した。
ヴィタリー・クリチコ・キーウ市長がオンライン記者会見時に発表した。
クリチコ市長は、「首都の感染状況が決定的には改善していないことから、今朝、市の非常状況委員会が厳格制限措置の2週間の延長、つまり4月30日までの延長を決定した。私たちには、他の選択肢がないのであり、そうしなければ医療制度が感染者数に耐えきれなくなり、死者数がさらに増加するのだ」と発言した。
市長は、4月30日までは、現在施行されている制限が適用されると述べ、具体的には、全ての学校と幼稚園の閉鎖、全ての市内公共交通機関は特別許可証提示の場合のみ利用可(重要インフラ勤務者のみ)だと説明した。
飲食店の営業は、引き続き持ち帰りあるいは宅配サービスのみの営業となる。食料品市場は営業されない。
市長は、「団体、企業、施設のトップは職員を遠隔業務に移行させなければいけない。可能であれば、休暇を与えてほしい」と強調した。
なお、14日の発表によれば、前日キーウ市では、新規新型コロナウイルス感染が1457件確認されている。