ウクライナは米国がロシアとコンタクトを取ることに関心がある=駐国連ウクライナ代表

ウクライナは米国がロシアとコンタクトを取ることに関心がある=駐国連ウクライナ代表

ウクルインフォルム
ウクライナにとって重要なことは、バイデン米大統領が13日のプーチン露大統領との電話会談の際、ウクライナ国境付近の情勢激化に関する米国の立場を伝達したことである。

セルヒー・キスリツャ駐国連ウクライナ常駐代表がウクルインフォルムのニューヨーク特派員にコメントした。

キスリツャ氏は、「ウクライナは、米国がロシアとコンタクトを取ることに関心がある。そうでなければ、状況は袋小路に入り込む」と発言した。

同氏は、バイデン米大統領は現在、モスクワを訪問する準備も、プーチン露大統領をワシントンに招待する準備もなく、そのためロシア側に対して、「中立的な場所」での会談実施を提案したのだとの見方を示した。同氏はまた、それは何らかの国際行事の際となるかもしれないし、二国間フォーマットとなるかもしれないと述べつつ、「いずれにせよ、そのような会談が開かれるためには、内容を伴う長い準備が先に来る。私は、米国が即興に関心があるとは思わない」と発言した。

同氏はまた、「現状は、地域安全保障への脅威とみなされている。つまり、黒海地域と欧州全体にとって脅威をもたらすもの、ということだ」と発言した。

同時に同氏は、国連での情勢審議の前に「地域機構の可能性が先に利用されるものだ」とし、欧州安全保障協力機構(OSCE)での審議が先行されるとの見方を示した(編集注:14日にOSCEでウクライナ情勢が審議される予定)。とりわけ、同氏は、現在OSCEではウィーン文書が有効であり、同文書によれば、署名国は他の署名国が軍の移動や軍の活発化に関する行動に関して説明を求めることができると述べつつ、しかし2014年、ロシアはその要件を無視したことを喚起した。

同氏は、ウクライナは恒常的に、ウクライナ国境沿いのロシアの軍事的増強に関して、諸外国と行動を調整しているとし、米国や国連安保理の欧州諸国と密接にコンタクトを取っていると発言した。


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

トピック

ウクルインフォルム

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用に際しては、検索システムに対してオープンであり、ukrinform.jpの第一段落より上部へのハイパーリンクが義務付けてられています。また、外国報道機関の記事の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びその外国報道機関のウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。「宣伝」のマークあるいは免責事項のある記事については、該当記事は1996年7月3日付第270/96-BPウクライナ法「宣伝」法第9条3項及び2023年3月31日付第2849ー9ウクライナ法「メディア」の該当部分に従った上で、合意/会計を根拠に掲載されています。

© 2015-2024 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
期間別:
-