ゼレンシキー大統領、キーウ区行政府裁判所解体法案を国会に登録

ゼレンシキー大統領、キーウ区行政府裁判所解体法案を国会に登録

ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は、キーウ(キエフ)区行政府裁判所解体法案を、緊急法案として最高会議(国会)に登録した。

13日、大統領府広報室が伝えた

発表によれば、ゼレンシキー大統領は、「今日、私は、議会に、キーウ市区行政裁判所の解体法案を議会に提出する。同裁判所は、信頼を取り戻すことのできず、代わりに、スキャンダルを起こし、正義の理解とはほと遠いおかしな判決を下してきた裁判所だ。同裁判所幹部と関係のある人物の数百万の現金の入った金庫や、裁判官執務室のスキャンダルなやり取りのさらなる記録は、もう沢山である」と発言した。

大統領は、同裁判所は国家が達成してきた改革成果を一つの判決でもって葬り去ることができる裁判所であると指摘しつつ、「司法への尊重を裏切ってきた全ての裁判所に対するシグナルだと思ってもらいたい」と強調した。

大統領府は、ウクライナ憲法第125条に従い、裁判所の設置、再編、解体は、大統領が(高等司法評議会との諮問を経た後)最高会議に提出する法案によって行われることを喚起した。

大統領府はその上で、キーウ区行政裁判所は信頼を回復することはなく、汚職行為についてのやり取りの記録や、疑惑の判決が見られ、同裁判所への信頼は尽きたと指摘した。

なお、キーウ区行政裁判所は、ウクライナ語新正書法の無効化、キーウ市議会の市内の通りの名前の無効化、プリヴァト銀行国有化の違法認定、ウクライナ正教会モスクワ聖庁改名プロセスの停止、ロマン・ナシーロウ容疑者の国家会計庁長官ポストへの復帰といった、社会に大きな疑念を呼び起こす判決を下してきた裁判所として知られている。

2020年10月、ゼレンシキー大統領は、最高会議にキーウ区行政裁判所の解体法案を最高会議に提出することを求める国民の電子請願に答える形で、高等司法評議会との間で、同裁判所の問題解決を可能とする手続きを作り出す協議を始めることを提案していた。

写真:大統領府


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