クレーバ外相、デンマーク外相とロシアによる情勢激化を協議
ウクルインフォルム
ドミトロー・クレーバ外相は9日、デンマークのイェッペ・コフォズ外相と電話会談を行い、ロシアによる治安情勢激化につき協議した。
ウクライナ外務省広報室が伝えた。
発表によれば、クレーバ外相は、ウクライナ東部とクリミアにおけるロシアによる情勢激化、とりわけウクライナの配置地点への砲撃、ウクライナ軍人の死亡、ロシア軍のウクライナ国境付近への集結、ロシア国民の間の敵愾心の高揚とロシアの敵対行動の正当化を目的としたロシア政権とロシア国営テレビによる連携したプロパガンダについて報告した。
コフォズ外相は、デンマークはウクライナの主権と領土一体性への完全な支持を表明した。同外相は、「ウクライナは孤立していない。ロシアは、情勢沈静化に責任を追っている」と発言した。
コフォズ外相はまた、欧州によるさらなるウクライナ支持を共同の行動で束ねていく準備があることを明言した。
両外相は、4月19日のクレーバ外相の招待されている欧州連合(EU)外務理事会会合に向け立場を調整した。
クレーバ外相は、「EUは、ロシアに対して、緊張のさらなる激化の際には、EUは明確な立場と具体的行動とともにウクライナの側に立ち続けるというはっきりとしたシグナルを送るべきだ」と述べつつ、ウクライナは政治・外交的情勢解決にコミットし続けていると指摘した。
クレーバ外相はまた、デンマーク側を今年のクリミア・プラットフォーム立ち上げ首脳会議とウクライナ独立30周年記念式典に招待した。