クレーバ外相、ル・ドリアン仏外相と電話会談
ウクルインフォルム
ドミトロー・クレーバ外相は9日、ジャン=イヴ・ル・ドリアン欧州・外務相と電話会談を行い、ロシアによる情勢激化について協議を行なった。
ウクライナ外務省広報室を伝えた。
発表によれば、クレーバ外相は、被占領地ウクライナ領における治安情勢を不安定化させることを目的としたロシアの最近の行為につき報告した。特に、外相は、ロシア軍がウクライナとの国境に驚異的なほどに集結していることとロシアの対ウクライナプロパガンダが強化されていることに注意を向けた。
クレーバ外相は、「現在の激化は、これまでに私たちの観察したことのない危険な要素を含んでいる。ロシアの政権高官がほぼ毎日、ウクライナに戦争をもって脅し、公の場でウクライナを破滅させると発言をしている。私たちは、それらを侵略意図の吐露とみなしている」と強調した。
外相はまた、ウクライナは戦争を求めておらず、政治・外交的紛争解決にコミットしていると明言した。
これに対して、ル・ドリアン仏外相は、フランスはロシア軍のウクライナ国境付近と占領地への集結を懸念を持ってフォローしていると伝えた。同外相は、フランスはウクライナの主権と領土一体性を変わらず支持していると明言するとともに、現状におけるウクライナの均衡ある懸命な行動を特に指摘した。
クレーバ外相は、フランスはノルマンディ・フォーマットにおける努力を活性化することができると述べた。ル・ドリアン仏外相は、フランスは、ノルマンディ・フォーマットが効果的かつ結果を生み続けることに関心があると述べた。
クレーバ外相は、現状で重要なことは、国際社会によるウクライナへのサポートを示す明確かつ強力な公のシグナルだと強調した。
両外相は、二国間政治対話、経済プロジェクトの展望についても協議した。