大統領選挙投票先、ゼレンシキー大統領がトップ 次点はポロシェンコ前大統領
レイティング社が4月6、7日に実施した世論調査結果を発表した。
「近々大統領選挙がある場合、あなたは誰に投票するか」との設問に対する回答は以下のとおり(数字は%、カッコ内は投票先を決めている回答者内の数字)。
ゼレンシキー大統領 22.2(24.9)
ポロシェンコ欧州連帯党党首 11.7(13.1)
ティモシェンコ祖国党党首 10.8(12.1)
ボイコ野党生活党共同代表 10.6(11.9)
スメシュコ力名誉党党首 6.1( 6.8)
フロイスマン宇戦略党党首 4.6( 5.1)
以下略
投票しない 5.5
回答困難 5.4
また、決選投票を行う場合の投票先を問う設問では、ゼレンシキー氏が全ての候補者に勝つ結果となったと伝えられた。具体的には、ゼレンシキー氏とポロシェンコ氏の場合、それぞれ64%と36%。ゼレンシキー氏とティモシェンコ氏の場合は、57%と43%。ゼレンシキー氏とボイコ氏の場合は、67%と33%。ティモシェンコ氏とポロシェンコ氏の場合は、59%と41%。ボイコ氏とティモシェンコ氏の場合は、51%と49%だと発表された。
また、2019年の大統領選挙以降の各政治家の支持率推移を見るとゼレンシキー大統領の支持(グラフの緑の線)は選挙終了後の急増から徐々に支持を落としており、2021年に入ってからも20〜25%の支持となっている。
最高会議(国会)選挙があった場合の投票先を問う設問の結果は以下のとおり(数字は%)。
人民奉仕者党 22.9
欧州連帯党 14.6
野党生活党 14.2
祖国党 12.9
力名誉党 4.7
急進党 4.4
宇戦略党 4.3
私達党 3.5
ウダール党 3.4
自由党 3.4
シャリー党 3.4
声党 2.6
自助党 2.4
今回の世論調査は、レイティング社が2021年4月6、7日にクリミアとドネツィク・ルハンシク両州の被占領地を除くウクライナ全土にて、18歳以上の人物2500名に対して、CATI(Computer Assisted Telephone Interviewing)方式で実施したものであり、理論的誤差は±2.0%だと発表されている。
写真:大統領府