ゼレンシキー大統領、偽情報対策センター所長を任命
ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は2日、ポリーナ・リセンコ氏を新設の偽情報対策センターの所長に任命する大統領令に署名した。
関連大統領令第137/2021が大統領府ウェブサイトに掲載された。
発表には、「ポリーナ・リセンコ氏を偽情報対策センター所長に任命する」と書かれている。
ゼレンシキー大統領はまた、同日公開した国民向け動画メッセージにて、「今日、すでに活動を開始している偽情報センターの発表が行われた。同センターは、ウクライナの情報上の盾となる」と伝えた。
また大統領府は、リセンコ新所長が、同センターは、情報分野における国家安全保障と国益への脅威に対抗し、プロパガンダ、破壊的偽情報と闘い、ウクライナ国民への印象操作を防ぐために作られたのだとする発言を伝えた。
大統領府の発表によれば、ポリーナ・リセンコ氏は、2019年にタラス・シェウチェンコ記念キーウ(キエフ)国立大学にて博士課程を修了(法学)。2013〜2015年、民間の法律企業にて勤務。2015〜2019年、国家汚職対策局(NABU)にて第一副局長の補佐官として勤務。2020年3月まで、検事総局国際法協力資産返還局長。米国連邦捜査局(FBI)長官から、FBIとウクライナ検事総局の共同作戦の成功裏の実施につき、感謝状を受け取っている。2020年9月以降は、鉄道「ウクルザリズニツャ」社の情報発信局長を務めていた。
なお、偽情報対策センターは、2021年3月19日の大統領令により設置が決定されていた新設機関。