プーチンはウクライナ情勢激化で米国と「取り引き」したがっている=クリムキン元外相
ウクルインフォルム
パウロ・クリムキン元外相は、ロシア連邦のウラジーミル・プーチン大統領は、ドネツィク・ルハンシク両州一部地域の住民には関心がなく、彼にとって、同地は国際場裏での取り引きのために必要なのだとする考えを示した。
クリムキン氏が国営ロシア語テレビ局「家」出演時に発言した。
クリムキン氏は、「彼(編集注:プーチン露大統領)は、その問題で取り引きをしたがっているのだ。なぜなら、そこ、ドンバスのウクライナ国民には彼は関心はないからだ。彼は、米国の新政権と取り引きをして、何らかのものを得ようとする。得られるものは色々なものがあり得るだろうう。資産へのアクセス、制裁関連、色々だ」と発言した。
同氏は、ウクライナ東部の激化は意図的なものであり、プーチン露大統領はそれを自らの目的のために利用しようとしているとの見方を示した。
またクリムキン氏は、「私に対して、ウクライナ領、つまりウクライナ政府管理のある地、に登録のあるウクライナ国民は、(編集注:被占領下)ルハンシクでは外国人とみなされている、というルハンシクのお知らせが転送されてきた。そのような漸進的な併合が続いている。それはロシアにとってはゲームなのだが、ドンバスの人々にとっては、その代償は非常に高くつく」と発言した。