三者会議会合でロシアが挑発を行った=ウクライナTCG参加者
ウクルインフォルム
ウクライナ、ロシア、欧州安全保障協力機構(OSCE)からなる三者コンタクト・グループ(TCG)のウクライナ代表団は、ドンバス問題協議に関して、テロリストと対話するつもりはない。
セルヒー・ハルマシュTCGウクライナ代表団参加者がウクライナ24局への出演時に発言した。
これに先立ち、前回のTCGオンライン会合にて、ウクライナ側にてテロリズムの罪で有罪判決を出されているマヤ・ピロホヴァ氏がドネツィク・ルハンシク両州一部地域(CADLO)「代表者」を名乗って出席しようとしたことを受け、ウクライナTCG代表団は、協議作業を拒否していた。
本件につき、ハルマシュ氏は、「次のTCG作業部会会合にて、ロシア代表団とCADLOのロシア側代表者たちがどのように振る舞うか見てみようではないか。前回の会合では、それが主要な問題だった。私たちは、約5時間、3者の形や、5者の形や、代表団全員参加の形で、テロリズムで有罪判決を出された人物の協議プロセスへの参加は不可能であることにつき議論した」と発言した。
同氏は、全てはロシアの立場にかかっていると述べ、「私たちは、テロで有罪になった人物を目にした場合、私たちは退出すると警告していた。ロシアはそのことを知っていたが、しかし、モニターには、その人物(編集注:テロで有罪判決を受けているマヤ・ピロホヴァ氏)が出てきたのだ。だから、私たちは退出した」と説明した。
同氏はまた、「私たちは、次のTCG会合でもウクライナ代表団の立場は同じだと伝えている。つまり、ウクライナの裁判所によって有罪判決を出されている人物がまた会合に出てきたら、私たちは退出する」とと強調した。