オクサーナ・マルカロヴァ新駐米ウクライナ大使
ウクライナには、米国の成功の秘訣となったような素敵な芽が生えている
05.03.2021 15:16

元財務相のオクサーナ・マルカロヴァ氏の駐米ウクライナ大使への任命の情報は、かつてないほどに公に広まり、大統領による任命までの期間、社会の大きな注目を集めていた。また、同氏を任命の理由については様々な憶測が聞かれたし、また前任の駐米大使であるキャリア外交官のヴォロディーミル・イェリチェンコ氏の代わりに、金融機関出身の人物を政治的に任命することがどれほど適切かについて、疑問を投げる声も多く聞かれた。

しかし、ともあれ、2月25日、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、オクサーナ・マルカロヴァ氏を駐米ウクライナ特命全権大使に任命する大統領憂に署名したことをもって、それらの憶測は全て過去の話となった。

ウクルインフォルムは、正式に外交キャリアを開始するマルカロヴァ新大使を一番に祝う機会を得た上で、大使のワシントンの大使館での動機、計画、(優先)課題について質問した。

聞き手:ナジーヤ・ユルチェンコ(キーウ)

写真:ヘンナジー・ミンチェンコ


大使職務遂行の準備ができていると感じている

最近フェイスブックが、6年前の出来事、ナタリヤ・ヤレシコ(当時財務相)氏があなたを財務省チームに誘った際のことを思い出させました。あなたは、その際「時に、あなたが選択を生み出すのではなく、選択があなたを生み出す時もある」と投稿していましたね。今回の駐米ウクライナ大使任命の提案は、誰が「生み出した」ものなのでしょうか。

フェイスブックは、最近もう一つのことを私に思い出させました。尊厳革命(マイダン革命)での勝利の後すぐ、新内閣組閣後に何よりまずしなければいけないのは国家財政の扱いだ、と書いた私の投稿です。その時私は、まさか自分がそれをしなければならなくなるとは、思ってもいませんでした(笑いながら)。

しかし、ナタリヤ・ヤレシコ氏に財務省チームへ加わるように提案された時、私は断ることは考えませんでした。なぜなら、自分にできることがあるなら、それができる場所で支援するのが自らの義務だと思っていたからです。ただし、そこで長い間働くとは思っていませんでした。

昨年3月に約5年間働いた財務省を去った後、私は、なかなか上々の結果を出せたと思っていましたし、当面国家機関に戻ることは計画していませんでした。

しかし、駐米ウクライナ大使にならないかとの提案がドミトロー・クレーバ外相と大統領から来たのです。その提案は、またしても断ることのできない提案でした。

ドミトロー・クレーバ外相は、あなたを大使候補とするのは、駐米ウクライナ大使の理想的なイメージに合致するからだと述べていました。あなたは、自身のどの性格がその点で理想的だと思いますか。

面白い質問ですね、でも多分、「理想的な性格」というのは他人に話してもらう方が正しいでしょう。私はその代わり、何をするのが好きか、どの性格が今後の外交活動に役立つと考えているかについて話そうと思います。

第一に、私は、包括的に物事を組み立ててから解決するのがとても好きです。アイデアや戦略、行動計画を作り、実現する。そして最も重要なのが、自分の機能を代わりに実現する機構を作ることです。

第二に、私は、色々な人と仕事をすること、合意の不可能だと思われている場面で合意すること、どちらかが勝ってどちらかが負けるような対立的な手段ではなく、皆が受け入れられる形で合意することが好きです。実際、国際的協議や国内協議は、私の財務省での仕事の大きな部分を占めていました。私は、その経験は、外交でも役に立つと思っています。

第三に、私は、期待されているより多くのことをするのが大好きです。例えば、財務省では、省内の典型的な仕事以外に、追加的にウクライナ・スタートアップ基金、Eデータ、投資誘致サポート・オフィス「ウクライナインヴェスト」の立ち上げをしました。私は、外交官として、大使館との相乗効果で、多くの結果の出る追加的プロジェクトを始められると思っています。

それから、情熱的に聞こえるかもしれませんが、最も重要なこととして、私を突き動かしているのは、ウクライナへの愛情であり、国の大きな未来、その未来を近づかせることは可能だ、ということへの信念ですね。

一つ一つの仕事において、学ぶことがあります。しかし、私は、自分の中に知識や能力が欠けているとは全く思っていません。さらに、私は、在米大使館や外務省、外交畑全体の経験ある外交官のチームと作業していくのです。ウクライナは、米国にて素晴らしい前任者を抱えてきました。私は、彼らや、また私の直接の前任者のヴォロディーミル・イェリチェンコ前大使がこれまで行ってきたことをベースに、さらに多くのことができると思っています。その仕事を行う準備がある、と私は感じています。

ヴォロディーミル・イェリチェンコ前大使とは話していますか。

もちろんです!

何も問題はありませんか。二人の間には、何らかの緊張とか、居心地の悪さみたいなものは生じていませんか。

財務相の前任者や後任者との対話や、その他の政府関係者との対話では、私はいつも、私たちは一つの「ウクライナ」というチームであり、一つのことのために働いているのだという考えにもとづいて行動していました。

ですから、反対に私は、協力も電話も、何らかの議論を提案することも、全くもって心地よくできますし、私は、同僚たちにも同様のアプローチがあると感じています。

ヴォロディーミル・イェリチェンコ氏は、素晴らしい方ですし、極めて大きな経験を有す外交官です。私は、彼からサポートと理解を得ています。

IMFとの仕事は、米大使の基本的課題ではない

米国渡航前の中、あなたは政権幹部から、どんな課題を出されましたか。

ウクライナ大統領と外相から出された基本課題は、米国との戦略的パートナーシップのあらゆる優先分野での最大限の発展です。

具体的には、バイデン政権との協力強化、主要2党からの幅広い支持にもとづいた政治対話、ウクライナの主権・領土一体性回復と被占領下ドンバス・クリミア返還に関係するあらゆる安全保障問題への米国の積極的参加、ウクライナと地域の安全保障強化です。

さらに、大統領が財政経済関係で外交官に出している新しい課題は、ウクライナの経済面の宣伝をし、米国でウクライナビジネスを発展させ、輸出をサポートし、米国企業のウクライナへの投資を誘致し、様々なレベルの共同プロジェクトを実現することです。両国の貿易・投資協力を何倍にも増やすためです。

どの問題も優先課題で、私は、就任したらすぐ携わっていきます。

専門家たちは、あなたの任命を、国際通貨基金(IMF)の次のトランシュを受け取るためのIMFとの効果的対話調整の必要性が結びついているとの考えを示しています。そのような指示を受けていますか。

私もその手のコメントは読みましたが、とても驚きました。特に、何人かの経験のある外交官までそのようなことを書いていました。彼らは、大使が何をするのか、IMFとの問題解決における大使の役割を知っているはずです。

財務省と中央銀行には、交渉チームがいて、彼らが毎日その問題に携わっていますし、IMFにはウラディスラウ・ラシュコヴァンという素晴らしいウクライナ代表がいますし、世銀にはロマン・カチュール、欧州復興開発銀行にはアルテム・シェヴァリョウという、高い専門性を持ち、何年にもわたってその国際金融機関と効果的な仕事をしている人たちがいます。

私はもちろん、大使として、自分が役立つ場所で、ウクライナを支援できるなら、あらゆる問題に関わる準備があります。ワシントンには、世界の中心的金融機関の大半がありますし、私には、それら機関との仕事をした大きな経験と、トップを含む幅広いレベルの個人的コンタクトがあります。しかしながら、IMFとの仕事は、駐米大使の基本的課題、優先課題とは程遠いものです。

バイデン大統領にウクライナ独立30周年記念式典への公式招待状を届けますか。

具体的日付について話すのはやめましょう。ただ、もちろん、私たちは積極的に動いています。ウクライナ・米国首脳電話会談、ゼレンシキー大統領の米国訪問、それからバイデン大統領のウクライナ訪問に向けた仕事はすでに始まっています。

米国のパートナーたちは、ウクライナが自分で行動すべき場所、助けが必要な場所を明確に把握している

イーホル・ジョウクヴァ大統領府副長官は、ウクライナは米国関係の新しいロードマップの作成をしていると発言していました。あなたは、そのロードマップについて何かしら詳細を話すことができますか。近々、ウクライナ・米国戦略パートナーシップ委員会の会合が開かれる予定がありますか。

私たちは、米国との関係の新しい幕開けについて話しています。それが意味するのは、ゼロから始めるというのではなく、戦略パートナーシップの長い歴史の上に立つもののことです。「新しい」というのは、私たちがそのパートナーシップをより集中的なものにしたいと思っているからです。

私たちの優先課題は、政治的サポート、安全保障協力、経済的つながりの発展、人道問題と、どれもはっきりしています。私たちは、包括的ロードマップ作成の作業をしています。それは、私たちの協力の内容も含むもので、何をしていくかに加え、フォーマットの問題、つまり、どのように実現していくかも含みます。

ロードマップには、それぞれの優先課題に対して、具体的な作業の方向性があります。もちろん、外相級戦略的パートナーシップ委員会会合も含みます。

もしかしたら、サイバー脅威・軍事侵攻対抗分野といった米国にとって役に立つかも知れない経験をウクライナが持つ分野についても、新しい協力フォーマットができるかもしれません。

そのロードマップには、何らかの時間設定がありますか。それとも案の詰め合わせですか。

それは私たちの提案する明確なテーマと機能、それからフォーマットをともなう具体的提案のセットです。

もちろん、期限設定の提案もありますが、私たちは今のところ、自分たちのために期限を設定しています。しかし、ご存知の通り、ダンスは二人で踊るものです。双方が各々の提案に合わせて、どのように動くかを決めてはじめて、時間設定は確実なものとなるのです。

私たちは、私たちが有す時間はとても少ないのだと理解していますし、大統領は、その課題を緊急課題に指定しています。そのため、多くの分野で、相手側が許す限り、迅速に行動していきます。

あなたは、バイデン大統領は、ウクライナの現実をよく理解していると思いますか。

私は、ウクライナのことを非常によく知っている大統領が率いる国との間に戦略的パートナーシップがあるということは、非常に肯定的な点だと思っています。

しかし、彼は、私たちの良い点のみならず、私たちの欠点のこともよく知っていますよ…。

それは、真の友人関係や幸せな家族と比べられると思います。そういう関係は、肯定的側面と否定的側面を互いに受け入れ合ってはじめてできあがるものです。

米国大統領や、彼のチーム・メンバーの多くにウクライナに関する深い知識があることは、大きなメリットだと思います。それによって、私たちの戦略的パートナーシップ関係は、「ウクライナのプロフィール」を学ぶために時間を削られなくて済むからです。

さらに、彼らは、私たちの「長所短所」だけでなく、私たちの置かれた状況や、抱える挑戦についても明確に把握しています。私たちが自分で行動すべき場所や助けが必要な場所も理解しています。

ウクライナの汚職との闘いの現状を考慮した場合、新米大統領チームと効果的な対話を期待ができますか。特に、偽の電子申告に対する罰則の軽減、裁判改革の後退が生じています。つまり、今、彼らが進展を求めている重要分野での私たちの歩みは、半歩ずつしか前進していないように見えているはずです。

私は、汚職との闘いは国際パートナーたちが要求しているのだという考え方を止めることを提案します。汚職との闘いは、何よりウクライナ国民が要求しているものです。

ウクライナの政党の全ての選挙公約には、法の支配確立と汚職の縮小が不可欠だと言う項目が入っています。それは、国民やまじめなウクライナビジネス界が望んでいるからであり、それを実現しなければ前に進めないからです。

もしかしたら、その歩みは、期待されるほどには完全に直進ではなく、速度もあまり速くはないかもしれません。しかし、私たちは民主国家であり、複雑な改革は、議論や多数の勢力の合意を通じて、また、先進的変革への敵対者に対する効果的な対策を通じて、前進することが可能なのです。

例えば、裁判改革は、あらゆる点で最も複雑な改革です。その改革は、多くの時間を必要とし、その道には、問題が横たわっています。それを理解して、忍耐と情熱を持って解決をしなければなりません。

ウクライナの反汚職機構は、多くの人がそのような機構は作れないと思っていましたし、多くの批判やあり得る欠点が指摘されてきました。しかし、現在、反汚職機構は存在し、機能しています。私は、ウクライナの反汚職機構は、私たちの生活の中に確立されたと思っています。

生活手段のモニター(編集注:電子資産申告・公開システム)について言えば、ウクライナは、比類ないほどにオープンな国家です。大半の国では、ほぼ全ての公務員の情報をこれほどまで多くは公開していません。財政面のモニター、受益者確定の分野では、私たちこそが多くの国に教えてあげることができる立場にあります。

その中で私は、ウクライナには、政権にも市民社会にもビジネスにも、汚職を根絶したいと思っている批判的人々の層があると確信しています。それらによって、全てがうまく行くでしょうか? もちろん、全てがうまく行くわけではありません。しかしながら、それらは、熱心に働かなければいけない理由ですし、さらにそのような人々の存在が、私たちの米国パートナーによる変革支持の根拠にもなっているのです。

私たちは、平和の回復とNATO加盟に向けて米国のサポートを期待している

私たちの外政における最優先課題は、ドンバスの平和確立とクリミア返還です。この目的達成のために、米国新政権からどのようなサポートを期待できるでしょうか。

何よりまず、ロシアにとってのウクライナ侵略の対価を下げないようにするだけでなく、侵略国がその振る舞いを変えるまで、対価を常に釣り上がるように、米国と欧州パートナーたちが最大限の圧力をかけ、制裁を強化していくことです。

次に、ウクライナを集団安全保障体制に加えること、すなわちウクライナのNATO加盟です。それは非常に重要な優先課題であり、私たちは、私たちの戦略的パートナーのサポートによって、可能な限り迅速なNATO加盟行動計画(MAP)獲得とNATO加盟に向け、最大限迅速に国内での必要な行動を終わらせることを期待しています。

第三に、ウクライナ軍の能力と安全保障システムの向上支援です。

私たちはすでに、バイデン大統領から、兵器を含めて、米国はウクライナをさらに支援する準備があるということを聞いています。しかし、問題は、武器を受け取るだけにあるのではなく、ウクライナ軍の能力発展にもあります。

私は、米国とのウクライナ軍強化面での二国間協力においても、黒海地域の安全保障強化においても、多くの可能性があると思っています。

もちろん、私たちは、米国の防衛分野における投資協力と、ロシアの侵略抵抗のあらゆる対策フォーマットへの戦略パートナーたちの関与も発展させていきます。

あなたは、ワシントンにて、ブダペスト覚書にのっとったウクライナの安全保障保証についての対話を始める予定がありますか。

まず、今私たちのある現状を起点に話を始めましょう。

過去の保証について、多くの問題を提起することができます。しかし、私たちは、残念ながら、その文書(ブダペスト覚書)について、その署名国のうちの一国(ロシア)がクリミアを占領したこと、7年間ウクライナへの侵略をその文書が止められなかったことを目撃しています。

ですから、将来私たちの安全を保証することができるもの、つまり、NATOとウクライナ軍の能力発展、に焦点を当てた上で、あらゆる可能な手段とフォーマットを利用していきます。

NATO加盟は何年もかかるものです。あなたにとって、直近の優先課題は、米国によるウクライナへのNATO・MAP付与サポートですか、それともウクライナによるNATO外の米国同盟国地位の獲得ですか。

複数の合意締結を通じた、二国間協力のフォーマットは非常に多くあります。しかし、NATO加盟の方針は、ウクライナが明確に定めたものであり、私たちが憲法にも記載したものです。

私たちのパートナーは、2008年からウクライナによる将来のNATO加盟の決定を支持しています。そのため、私たちの今の目的は、最大限迅速に、その道を通り抜けることであり、最大限迅速にMAPを獲得することであり、また最も重要なことは、私たちの軍の能力をNATOスタンダードに応じて発展させることです。

ウクライナを新しいシリコンバレーにしたい

ゼレンシキー大統領は、ニューヨークタイムズ紙へのインタビュー時に、米国との協力の経済側面を強化することの重要性について話していました。あなたは、米国と協力プロジェクトや、投資誘致のアイデアが何かありますか。

もちろんです。より多くの投資を受け取りたい分野、私が米国ビジネス界に対して非常に面白い展望を提案できると思っている分野がいくつかあります。

それは、イノベーションです。私は、狭義のIT分野に限定した話をしているわけではなく、その他の分野、ハイテクや農業技術、医療、軍事防衛分野といった、高い技術の話です。

今はまだ、具体的な名前を挙げるには時期尚早です。しかし、私たちはすでにもう、防衛、エネルギー、採掘産業、農業の分野にて、いくつかのプロジェクトについて議論をしています。私は、最初の6〜12か月間で進展を示せることを期待しています。

ウクライナは、ロシアの侵略への対抗、国内改革、クリミア脱占領の分野で、米国のサポートに対する多くの願望・期待を抱いています。同時に、ウクライナは、戦略的パートナーの米国に何を提案できるでしょうか。

第一に、私たちは、黒海地域の安全保障強化において、米国の地域パートナーとして今よりはるかに大きな役割を担うことができます。

第二に、ウクライナは、その位置、リソース、イノベーション、人的潜在力により大きな成長潜在力を持つ欧州国家の一国であり、ビジネス成長のための大きな可能性を保障できます。

どのようなグローバル企業であれ、ウクライナを投資計画に加えたら、その商品がサービスであれ物品であれ、成長が可能になりますし、より大きな競争力を手に入れられます。つまり、ウクライナへの投資は、ウクライナだけのサクセスストーリーではなく、企業側のサクセスストーリーにもなるのです。

さらにウクライナは、他の国が100年前に行なった変貌を現在行なっていますが、同時に私たちは民主的で忍耐力と大きな実現力のあるネイションです。

現在は、サイバーセキュリティ、ソーシャルネットワーク、テロリズムといった新しい挑戦があります。ウクライナは、以前はそのような攻撃を受けたことがありませんでしたが、その後それらの攻撃に適切に反撃し、予防策を作りました。そのウクライナは、そのような挑戦を受けている米国や欧州を助けられるかもしれない、多くのグローバルな問題を解決する上での鍵になれるかもしれないのです。

ウクライナの政治言説の中に、反米レトリックが存在すること、外からコントロールしているとして米国を批判する勢力がいることは、あなたが大使として活動する際に、不利な要素になりませんか。

私は、ウクライナの役に立つ、ウクライナを発展させるような正しいことをすればするほど、汚職のお金・影響を人々から奪い取ることになるのだということを、財務省での仕事から理解しています。もちろん、彼らは、それに対して、情報面で攻撃したり、偽情報を拡散したりして対抗してきます。

私は、その場合にすべきは、焦点を外さないこと、注意をそらさないこと、前に進み続けることだと思っています。なぜなら、正しい方向から道をそらすことこそが、そのような政治勢力の目的の一つだからです。

そのような(反米)言説がどこからきているのか、どのような目的を持っているのかははっきりしていますが、しかし、私は、私たちはしばしばそのことに余計な注意を割き過ぎているのではないかと思っています。

私たちは、一つの国として、自らのEU・NATO加盟の方向性をはるか前に定めていますし、それは、ウクライナ憲法にも書かれており、過半数の国民の支持を得ています。そのため、政治・経済偽情報を生み出す人々による、外国のコントロールなる話は、しばしば笑い話でしかありません…。欧州と米国のパートナーたちの平等な協力が、どうやったら「外国のコントロール」になるのでしょうか。実際には、欧州の一員同士の当たり前の作業と米国の戦略パートナーとの活動があるだけです。

私の思う最も重要なことは、反ウクライナ活動が適切な評価を受けることです。何らかの言動が明白なプロパガンダ、侵略国のための行動であった場合、国家は、類似のハイブリッド攻撃を止めるべく、何らかの対応を取るべきです。

その意味で、私たちは今、大統領と国家安全保障国防会議(NSDC)の断固とした行動を目にしています。私は、その行動を個人的に強く歓迎しています。

ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、ウクライナにハリウッドとディズニーランドを作ることを夢見ていると話していました。あなたは、米国の大地からウクライナへ、何を「移植」したいですか。

私は、ウクライナには、米国の成功の秘訣となったような素敵な芽が生えていると思っています。それは、企業精神とイノベーション精神であり、それらは特に若者の間に見られます。私たちは、個性的です。私たちは、アイデアを育んでいます。ただし、残念ながら、それらアイデアはしばしばウクライナの外で実現されています。

ですから私は、広義のクリエイティブ産業、イノベーション産業をウクライナの地に移し替えたいです。ウクライナが新しいシリコンバレーになるように。それが私たちにとっての大きな成功となるのです!

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