ゼレンシキー大統領、UAEを公式訪問 初日の結果
公式訪問は、14、15日の2日間の予定となっている。大統領府広報室が伝えた。
大統領府は、ゼレンシキー大統領は、ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン・アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国皇太子と会談したと発表した。
発表には、両者は二国間の政治対話のダイナミズムを維持する必要性と貿易・投資強力について主に協議がなされたと書かれている。
ゼレンシキー大統領は、「私たちは、経済関係を新しいレベルに引き上げるべきだ」と強調した。
両者は、食料安全保障問題について詳細に協議した。ゼレンシキー大統領は、ウクライナは、UAEや地域のその他の国の食糧供給国、食糧安全保障保証国となり続けると発言した。
その他両者は、エネルギー、インフラ、軍事技術、科学技術、人工知能、宇宙研究の分野における協力について協議を行なった。
また、会談の結果として、複数の二国間文書への署名が行われている。発表には、署名されたのは、ウクライナ国家資産基金・ムバダラ投資基金間相互理解覚書(投資プロジェクト関連)、ウクライナのデジタル移行省・インテルマックス・マネージメント・コンサルティング社間覚書(知己財産交換のためのプラットフォーム設立協力)、防衛分野文書(共通工場の設置可能性など)、農業分野覚書(農業ハブ設置など)、ウクライナの18の民間企業(ドラゴンキャピタル社、DTEK社、ユニットシティー社、イーストワン社、UMG社、Uフューチャー社、フォルティオール社他)とUAB国営投資基金ムバダラ間覚書だと書かれている。
ゼレンシキー大統領夫妻の各施設視察の様子 写真:大統領府
また、大統領報道官のユリヤ・メンデリ氏は、ウクルインフォルムに対し、UAE公式訪問1日目は「非常に充実し、かつ成功裏に進んだ」とコメントした。同氏は、二者間で署名された文書は、その他、政府間租税協定改定議定書、犯罪・テロリズムとの闘い分野協力協定、国内運転免許証相互認証覚書があると報告した他、国営防衛企業ウクルオボロンプロム社のユーリー・フシェウ総裁とTawazun Economic CouncilとEDGE Groupの間で、総額10億ドル以上の軍事技術拡大に関する協定と合意に署名がなされたと伝えた。
メンデリ氏は、雇用や企業の創出について話し合われているとし、「UAEとの共同プロジェクトは、ウクライナが成功裏に発展する一部となる。代表団は疲れているが、結果に満足している。二日目は、さらに効果的な協力となるだろう」と発言した。
写真・動画:大統領府
※修正(2021年2月15日):公式訪問の日程が「15、16日」と書かれていましたが、「14、15日」の誤りです。謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。