ウクライナ国会、対ニカラグア制裁を支持 被占領下クリミアへの名誉領事館開設受け

ウクライナ国会、対ニカラグア制裁を支持 被占領下クリミアへの名誉領事館開設受け

ウクルインフォルム
ウクライナ最高会議(国会)は2日、ニカラグアへの制裁発動に関する国家安全保障国防会議(NSDC)決定を支持した。

最高会議議員322名が決議案第4689「2021年2月1日付NSDC決定『ニカラグアへのセクター別特別経済・その他制限措置(制裁)発動』確定」に賛成した(過半数は226)。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

同決定案につき、オレクシー・ダニーロウNSDC書記は、2020年2月10日、ニカラグアはクリミアに名誉領事館を開設し、オレグ・ベラヴェンツェウ氏を名誉領事に任命したと報告し、「ニカラグアは、警告にも口上書にも応えなかった」と指摘し、それによりNSDCは制裁発動を決定したと説明した。

なお、決議案には、制裁リストは関連大統領令に記載されていると書かれているが、大統領令は現時点で大統領府ウェブサイトに公開されていない。

これに先立ち、ウクライナは、ニカラグアが被占領下クリミアに名誉領事館を開設したことを受け、昨年11月10日に制裁発動プロセスを開始していた。なお、ウクライナの裁判所は、名誉領事に任命されたオレグ・ベラヴェンツェフ氏につき、遠隔で13年の実刑判決を言い渡している。

昨年8月、ウクライナは、ニカラグアに対して、領事館開設に関して抗議の口上書を送付。その際、制裁発動の可能性について警告が行われていた。

なお、ニカラグアは、2014年3月27日の国連総会決議「ウクライナ領土一体性」の投票時にロシア連邦などとともに反対票を投じた11か国の内の1国(賛成は100か国)であり、以降もウクライナが提案するクリミア関連の国連総会決議に賛成していない。


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