被拘束者の引き渡しプロセスは停止された=クラウチュークTCG代表

被拘束者の引き渡しプロセスは停止された=クラウチュークTCG代表

ウクルインフォルム
ロシア武装集団側からメドヴェチューク最高会議野党生活党会派議員への被拘束者引き渡しのプロセスは、停止された。引き渡し対象者を運ぶはずの飛行機は出発しなかった。

21日、レオニード・クラウチューク三者コンタクト・グループ(TCG)ウクライナ代表団代表が5局番組出演中に発言した

クラウチューク氏は、「人々を運ぶはずだった飛行機は飛び立たなかった。燃料か何かがないということではない。シンプルな問題が生じているのだ。誰が飛行機に乗るのか。その人たちはパスポートを持っているのか。彼らは然るべき登録をされているのか。それは馬に乗っての移動などではなく、距離のある国家間の移動なのだ。彼らはまず、ドネツィクからロストフ・ナ・ドヌーへ移動し、そこからミンスクへ、それからウクライナへと渡航するということだった」と発言した。

同氏はまた、国民の移動・帰還は、ウクライナにとっての問題であり、メドヴェチューク個人の扱う問題ではないと指摘した。

同氏は、「私人がそのような規模の問題を国家抜きに扱うことなどできない。もし私人がそれを扱う、あるいは、それをロシアがサポートする、ということであれば、それは、具体的な人物の権威を高めるためのPRしか意味しない」と強調した。

これに先立ち、20日、リュドミラ・デニーソヴァ最高会議(国会)人権問題全権は、ロシア占領軍の支配下にあるドネツィク・ルハンシク両州一部地域から、ウクライナ国民9名が一方的手続きによりウクライナ政府管理地域へ引き渡されることを報告していた。その際、デニーソヴァ氏は、「今日(20日)の夜あるいは明日(21日)の朝にも引き渡しが行われると思う」と述べていたが、22日朝現在、引き渡し実現の発表はない。

また、20日、ウクライナ外務省は、本件につき、ロシア側が、ウクライナ政府ではなく、ヴィクトル・メドヴェチューク最高会議野党「野党生活党」会派議員という一私人を相手にウクライナ国民被拘束者を行う決定をしたことは、ノルマンディ・フォーマットや三者コンタクト・グループ(TCG)の活動にダメージをもたらす違反行為であると批判していた。


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