ウクライナは露にクリミア・タタール住民への判決無効化を要求=外務省
ウクルインフォルム
ウクライナ外務省は、ロシア連邦の裁判所がウクライナ国民であるクリミア住民3名に対して実刑判決を下したことに強い抗議の意を表明した。
12日、外務省コメントが発出された。
発表には、エミネ・ジャパロヴァ(ジェパル)第一外務次官のコメントとして、「当該判決は、正義とは全く共通性のないロシア裁判制度が、被占領下クリミアにおけるクリミア・タタール人迫害政策とあらゆる異なる考えの兆候への抑圧の継続に利用されていることのさらなる証拠である」と発言した。
外務省は、ロシア連邦に対して、同判決を無効化し、速やかにエンヴェル・オメロフ、リザ・オメロフ、アイデル・ジャパロフの3名、並びに違法に拘束しているウクライナ国民全員を解放するよう要求した。
外務省はまた、国際社会に対して、ロシア連邦によるウクライナ国民に対する政治的迫害を非難するとともに、違法に拘束されているウクライナ人やクリミア・タタール人の解放を目的に、政治・外交圧力を強めることを呼びかけた。
これに先立ち、ロシアの裁判所は12日、2019年6月にクリミアにて拘束されたクリミア・タタール人3名に13年から18年の厳格収容所収容の実刑判決を言い渡していた。