中国シノバック製ワクチンが70%以上の効果を示さなければ合意は無効=保健相

中国シノバック製ワクチンが70%以上の効果を示さなければ合意は無効=保健相

ウクルインフォルム
ウクライナは、中国シノバック・バイオテック(科興控股生物技術)の新型コロナウイルス・ワクチンにつき、有効性が70%以上の場合に購入するという要件を出している。

13日、マクシム・ステパノウ保健相が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ステパノウ保健相は、「昨日ブラジルの医者会見にて、シノバック製コロナ・ワクチンの有効性が50%より少し多い程度であったと発表された。(中略)ワクチンの有効性が50%以上というのは、その効力を認めるのに十分であり、世界の医薬規制機関の大半がそのように定めている。それは、世界保健機構(WHO)やアメリカ食品医薬品局(FDA)がワクチン使用を許可する際も同様だ。つまり、有効性は50%以上でなければならないのだ。しかし、私たちは、有効性により高い要件を設けている。そのため、その製造社(編集注:シノバック)との合意には、『製品の有効性は、供給時点でプラセボ対照試験にて、70%以上の効果に達し、対照群との比較において感染の低下が確認されていなければならない』と書かれている。中間治験結果をもとにしたものを含め、そのような分析は、製造企業の発表により確認されなければならない。すなわち、私たちは、最初から契約に、私たちの要件がこうであると記載していたのであり、私たちは、他国で認められているものより高く、有効性の敷居を上げていたのだ」と発言した。

保健相は、ブラジルにて発表されたシノバック製ワクチンの治験結果に関して、まず製造した企業が分析の最終結論を公開すべきだと発言し、「その治験は世界の複数の国で行われており、私たちは、総合報告書を見なければならない。それが国際的な慣習であり、全世界が公式データを参照する」と発言した。

また、ウクライナ政府がワクチン購入にあてる予定の資金に関して、ステパノウ氏は、もしワクチン有効性が70%以上という要件を満たさなかった場合、同合意は効力を持たず、製造企業は全額返金すると指摘した。

同氏は、COVID-19ワクチン摂取は、予定通り2月に始まるとし、保健省は近々その他のワクチン製造社との間でも合意が締結できるようになることを期待していると発言した。

これに先立ち、1月12日、ブラジルで行われた治験により、シノバック製新型コロナウイルス・ワクチンの有効性が50.4%であったとの結果が発表されていた。

また、昨年12月、保健相は、191万3000回分のコロナ・ワクチンの供給につき、シノバック社との間で合意を締結していた。初回供給分は、70万となるとされている。

写真:depositphotos/rafapress


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