
ウクライナ保健省、8日からの厳格な防疫措置導入中止に反対
ウクルインフォルム
保健省は、1月8日から予定されている新型コロナウイルス対策防疫措置の強化(都市封鎖)を延期したり中止したりする案に反対している。
6日、マクシム・ステパノウ保健相が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ステパノウ氏は、「保健省は、防疫措置の延期や中止に反対している。思い出してもらいたいのだが、ウクライナでは、祝賀シーズンに約5〜7000のCOVID-19感染事例が確認されている。毎日この感染にて最大200人が死亡している。現在、2万3000人以上が入院しており、治療を必要としている。10%以上が重度の感染であり、重症者の数は増える一方である」と発言した。
同氏は、1月8日から25日までの厳格な防疫措置の施行は事前に報告されていたものだと喚起し、さらに、専門家の予想では、新年のお祝いが終わると感染者数が増加することが見込まれていると指摘した。
同氏はまた、厳格な防疫措置の導入は、インフルエンザ流行期とも一致するとし、COVID-19とインフルエンザの感染者数が同時に増えることのないよう、医療機関の負担をできるだけ緩和しなければならないと発言した。