ゼレンシキー大統領、マクロン仏大統領にコロナワクチン入手支援準備に謝意
大統領府広報室が電話会談の結果を公表した。
発表によれば、ゼレンシキー大統領は、承認済みコロナワクチンをウクライナが入手することを支援するようフランス側に提起したとのこと。両首脳は、ワクチンの分配について協議を続けることで合意した。
ゼレンシキー大統領は、「コロナウイルス・ワクチン供与を早める支援に同意してくれたことにつき、感謝している。それは真の友好のジャスチャーだ」と発言した。
両首脳はまた、ドンバス問題も協議した。ゼレンシキー大統領は、マクロン仏大統領に対して、ウクライナ側が持続可能な平和の達成に向けて行なっている行動について報告した。
マクロン大統領はこれに対して、フランスは和平プロセス進展のために引き続きあらゆる必要な方策を取っていくと発言し、その際、ノルマンディ・フォーマットのパリ首脳会談時に達成された合意を全ての当事者が遵守することが重要だと強調した。ゼレンシキー大統領は、ウクライナはノルマンディ4国首脳が昨年パリで達成した全ての合意を履行したと強調した。
ゼレンシキー大統領は、「ウクライナの主権・領土一体性と私たちの和平イニシアティブへの支持を感謝している」と発言した。
マクロン大統領は、コロナ感染状況が変わり、可能となり次第、ウクライナを公式訪問する意向があることを再確認した。
ゼレンシキー大統領は、マクロン大統領に対して、新型コロナウイルス感染症からの速やかな回復を祈願するとともに、マクロン大統領の誕生日を祝福した。
なお、ウクライナは、コロナワクチンの世界各国への公平な普及ために立ち上げられた「COVAXファシリティ」にて、2021年3月には、800万のワクチンを無料で受け取れることになっている。また、ウクライナは、ワクチン開発国や、開発国の位置する主要国との間で、ワクチン購入についての協議を続けている。
写真:AA