クリミアにてアクセス遮断のウクライナ報道サイトは20 ウクルインフォルムも
ウクルインフォルム
被占領下クリミアでは、ウクライナ発の20のオンライン報道サイトへのアクセスが現在も遮断されている。
21日、市民団体「クリミア人権グループ」がフェイスブック・アカウントにて伝えた。
発表には、「分析結果によれば、クリミアの8の自治体にて、少なくとも11のプロバイダーが、20のウクライナのメディアサイトを完全に遮断している。遮断されているサイトは、ウクルインフォルム、ツェンゾール・ネット、QHA、スレド・ネット、情報抵抗、UAinfo、黒海ニュース、アポストロフ、グラヴノエ、公共ラジオ、報道調査センター、左岸、詳細、ストリチカ、トネト、TSN、ウクラインシカ・プラウダ、RBCウクライナ、週の鏡、ヘルソン・デイリーである」と書かれている。
その他、一時的被占領地再統合問題省、クリミア・タタール民族代表機関「メジュリス」、リネドン、エホバの証人、イスラム解放党のウェブサイトも完全に遮断されているとのこと。
クリミア人権グループは、ロシアのプロバイダーが主要なウクライナの独立報道メディアを恒常的に遮断していることは、被占領下に暮らす住民の情報アクセス権の侵害であると指摘した。
とりわけ同団体は、新型コロナウイルス感染拡大下において、ロシアによる重要情報へのアクセス遮断が拡大していることは「クリミア住民の生命・健康にとっての追加的リスクを生み出している」と強調した。