ベラルーシ外務省、ウクライナ大使に抗議の口上書手交
ウクルインフォルム
26日、ミンスクのベラルーシ外務省は、イーホル・キジム駐ベラルーシ・ウクライナ大使を召喚した上で、ウクライナ国内のベラルーシ大使館前で続く反ベラルーシ政権抗議活動支持集会に関連した口上書を手交した。
ベラルーシ外務省広報室が伝えた。
発表には、「ウクライナの外交官に外務省の口上書が手交された。そこにて、ベラルーシ側は、在ウクライナ・ベラルーシ共和国大使館関連で間断なく続く反ベラルーシ集会に関連する断固とした抗議が表明されている他、1961年4月18日付外交関係に関するウィーン条約の規範に従った外交代表部の安全を然るべきレベルで保証するよう要求されている」と書かれている。
ベラルーシ外務省は、ウクライナ大使に対して、「ウクライナ関連機関が挑発停止を行わないこと、ベラルーシ側からの関連の公的要請に然るべき対応策が取られていないことにつき極めて強い懸念」を表明したと伝えた。
ベラルーシ外務省はまた、「リヴィウ市ベラルーシ共和国名誉領事館にて生じた挑発行為に関する」対応も待っていると発表した。
なお、ウクライナにおけるベラルーシの外交代表部前では、同国にてルカシェンコ政権に反対する抗議者を支持する集会が開催されている。
例えば、11月21日には、ベラルーシ国籍のアントン・ルカシュク氏が、手錠をはめてひざまずいたまま、7時間をベラルーシ大使館前で過ごすことで、ベラルーシにて拘束されている市民との連帯を示していた。
ベラルーシでは、8月9日の大統領選挙の結果改ざんに反対する多くの市民が3か月以上にわたり、大規模抗議集会を開催している。
欧州連合(EU)やウクライナは、ルカシェンコ氏の「大統領選挙当選」の正当性を認めていない。