露はウクライナのドンバス情勢解決案を支持せず=三者グループ宇代表団

露はウクライナのドンバス情勢解決案を支持せず=三者グループ宇代表団

ウクルインフォルム
三者コンタクト・グループ(TCG)政治問題作業部会のアレクセイ・ドミトリエフスキー・ロシア連邦代表は、24日のビデオ会合の際、ウクライナの提案ではなく、ロシア武装集団の提案を支持すると発表した。

TCGウクライナ代表団がフェイスブック・アカウントにて発表した

発表によれば、同日のTCG政治問題作業部会会合では、レオニード・クラウチュークTCGウクライナ代表の提案した「共同行動計画」(通称「クラウチューク・プラン」)が議論されたと書かれている。

TCGウクライナ代表団は、「政治問題作業部会会合では、センセーショナルな傾向のニュースがある。アレクセイ・ドミトリエフスキー・ロシア連邦代表が、ロシア連邦は一時的非ウクライナ政府管理地域に住むドネツィク・ルハンシク両州一部地域(CADLO)代表者が提案した行動計画を支持すると発言したのだ。ウクライナ代表団は、ロシア側に対して、明日(25日)のTCG本会合までに同発言を書面で確認するよう要請した。現在彼らの回答を待っているところだ」と伝えた。

その他、同日は、人道問題作業部会では被拘束者交換時の通過検問地点「シチャースチャ」「ゾロテー」業務の技術面での保障問題の議論が続けられたとのこと。

また、同日、TCGウクライナ代表団顧問のオレクシー・アレストヴィチ氏は、ウクライナ24局出演時に、ロシアによる武装集団提案支持についてコメントした。

アレストロヴィチ氏は、「私にとって、それ(ロシアが武装集団提案を支持したこと)は、ロシアが実質的に自らが紛争の当事者だと認めたことを意味する。6年間彼らが主張してきたような仲介者ではなく、紛争当事者である」と指摘した。

同氏は、12月9日には、パリ合意(パリで開催されたノルマンディ4国首脳会談での合意)採択から、1年が経過することから、協議を活性化しなければならないとし、「そして、不履行に罪があるのは誰かという質問をしなければならない」と発言した。

同氏はまた、「私は、ドイツ、フランス、そして非公式ながらも実質的な米国の新政権からの強力なサポートがあることから、その罪は直接、ウラジーミル・プーチンにあるということになるかもしれない。彼に罪はもともとあったのだが、そのことについての公式な確認が行われることになる、という意味だ」と発言した。

なお、これに先立ち、クラウチュークTCGウクライナ代表は、ウクライナはTCGのために「共同行動計画」を作成したと発表していた。同代表は、同計画には、2021年3月31日の地方選挙実施の条件作りのための完全な紛争停止、CADLOの武装解除といった提案が含まれていると述べていた。

また、11月13日、ノルマンディ4国(独仏宇露)首脳補佐官級会合でも、この「共同行動計画」が議論されたと発表されている


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