「2027年にウクライナがEUとNATOの加盟申請をするのは現実的シナリオ」=リトアニア大使

「2027年にウクライナがEUとNATOの加盟申請をするのは現実的シナリオ」=リトアニア大使

ウクルインフォルム
サラピナス駐ウクライナ・リトアニア大使は、ウクライナが必要改革を行った際には、2027年に欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)に加盟申請を提出するのは現実的なシナリオだとの考えを示した。

17日、サラビナス・リトアニア大使がオンラインフォーラム「改革対話:ヴィルニュスへの道」の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大使は、「私は、それ(編集注:2027年にウクライナがEU加盟申請を提出すること)は、現実的なシナリオだと思っている。NATOへのウクライナの加盟に関しても同様のことを言いたい。(中略)私は、不可能なことなど何もないと思う。私が確実に言えるのは、あなた方あがそれまでにそれ(改革)を行えるかどうかはわからないし、もしかしたらもっと早くできるかもしれない、そしてあなたたちはもしかしたら私たちの活発なパートナーというだけではなく、その連合のメンバーになれるかもしれない、ということだ。しかし、宿題はこなさないといけないし、その場合は質を保って実行しなければならない」と発言した。

大使はまた、ウクライナ憲法にEUとNATO加盟の方針が記載されていることが、必要な改革実現のための理想的な基盤となっていると指摘し、またNATOの高次機会プログラムへの参加により、ウクライナは共同軍事演習実施の連携・相互運用性プログラムの形成に加われるようになっていることを喚起した。

加えて大使は、リトアニアは、ウクライナの欧州大西洋願望(NATO加盟目標)のために、ワシントンでもブリュッセルでも闘っており、大きな実質的サポートを与えていると指摘した。

同時に大使は、NATOに加盟するのは個別の機関ではなく、国全体なのだと指摘し、「つまり、NATOは(加盟を目指す国の)すべての問題に注意を向けていくということだ。それは、一般的な政治安定性や経済成長、法の支配、自由の保障、人権などである。それらが加盟権を保証することになる。その全プロセスが収斂していくのだ。そのため、私は、あなた方が今の場所に止まることなく、自らの仕事の速度を高めることを祈願している。私は、あなた方は失敗できないと思っているし、私たちの成功したパートナーになると思っている。私たちは、あなた方がもうすぐ私たちの大きなシステムのメンバーになることにつき、希望を抱いている」と発言した。


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