外相、クリミア・タタール民族代表とクリミア・プラットフォーム創設を協議
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ウクルインフォルム
クレーバ外相は12日、クリミア・タタール民族代表機関「メジュリス」の代表者たちと会談し、クリミア・プラットフォームの創設とクリミア脱占領問題について協議を行なった。
外務省広報室が公表した。
外務省側からはクレーバ外相、ジャパロヴァ外務第一次官、メジュリス側からはジェミレフ民族指導者、チュバロフ・メジュリス代表などが参加した。
発表によれば、クレーバ外相は、「私たちは、共通の視点と、信じていることを行う決断力を持っている。私たち、ウクライナが、クリミア脱占領を前に推し進めなければ、世界の誰も私たちのために行動することはない」と発言した。
外相はまた、ニカラグアによるウクライナ国内法と国際法に反する、いわゆる「名誉領事」を一時的被占領下クリミアに任命するという非友好的行動に対して、ウクライナは断固とした対応をとると明言した。
外相は、「ウクライナは、初めてセクター別制裁を科す。それは、他者が類似の行動を行うのを抑制させる明確なシグナルである」と発言した。
メジュリスの代表者たちは、ウクライナ外務省のクリミア・プラットフォーム創設のイニシアティブを肯定的に評価し、同プラットフォームは、クリミア脱占領に向けた国際社会の努力をまとめる場になるものだと指摘した上で、メジュリスも積極的に関与していくと伝えた。
クレーバ外相は、クリミア・プラットフォームの創設にはゼレンシキー大統領の関与、国家安全保障国防会議(NSDC)と一時的被占領地再統合問題省の努力があったと指摘しつつ、今後の最高会議との連携への期待も表明した。
ジェミレフ氏は、同プラットフォーム創設の重要性とタイミングの良さを指摘した。チュバロフ氏は、2021年5月に同プラットフォームがうまく活動をスタートできることへの期待を示すとともに、本件につきメジュリスは外務省やその他政府機関と積極的に連携していくと明言した。
写真:外務省