野党、憲法裁の判決採択可能裁判官数を引き上げる提案 危機脱出の代替案

野党、憲法裁の判決採択可能裁判官数を引き上げる提案 危機脱出の代替案

ウクルインフォルム
最高会議の野党会派「声党」に所属し、汚職対策政策委員会の副委員長であるヤロスラウ・ユルチシン議員は、現在の憲法裁判所危機の解決案として、憲法裁判所が判決を採択できる最低裁判官数を12から17に引き上げる提案を行った。

3日、ユルチシン議員が最高会議本会議にて発言した。

ユルチシン氏は、「私たちは、法の範囲内で行動しなければならない。そのため、私たちの要求は、憲法裁判所がコンセンサスでのみ決定を採択しなければならないような条件を作る、採択に必要な裁判官数を12から17に引き上げるというものだ。そのような法案はすでに登録済みである」と発言した。

同氏はまた、「ロシアやオリガルヒ(大富豪)の使いたちは、立法府である最高会議が自らの権限を逸脱し、個別の人物が感情的に憲法秩序を破壊したがることを望んでいるのだ」と述べ、ゼレンシキー大統領の提案する憲法裁判所の裁判官全員を解任するという提案の危険性を指摘した。

同氏は、「強調する。まず、憲法裁判所の判決採択裁判官数を引き上げ、彼らを合法的に憲法の枠内で行動させる。それから、反汚職機構に関する立ち位置を修正し、ともに私たちの欧州統合の道を進もうではないか。私たちに必要なのは憲法秩序を守ることであるし、私は、大統領のものを含め、どのような権限逸脱の動きにも、最高会議は対抗できると確信している」と発言した。

これに先立ち、憲法裁判所は28日、誤った資産申告の責任を定める刑法典366−1条を違憲とする判決文を公開。これを受け、国家汚職防止庁(NAPC)は、オンラインで公開されていた政権高官資産公開サイトへのアクセスを遮断した。憲法裁判所のによる27日に非公開裁判は、47名の最高会議議員が申請したもの。47名の議員の所属は、44名が親露系の「野党生活党」会派所属、2名が議員グループ「未来のため」所属であり、1名が無所属議員である。

ゼレンシキー大統領は29日、国家安全保障国防会議(NSDC)臨時会合を招集し、本件につき協議を行なった。その後大統領は、30日、憲法裁判所の10月27日の判決を無効化し、現行の憲法裁判所裁判官の権限停止を定める法案を最高会議(国会)に登録している。

ただし、大統領の提案は、複数の点で憲法の定める規定と合致しないことが問題視されている。

なお、現在の最高裁判所の裁判官数は15名。定員は18名。


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