ゼレンシキー大統領、与党議員に「憲法裁の混沌を止めなければ、街頭の衝突が生じる」

ゼレンシキー大統領、与党議員に「憲法裁の混沌を止めなければ、街頭の衝突が生じる」

ウクルインフォルム
ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、与党会派「人民奉仕者党」議員に対して、憲法裁判所の最近の決定後の国家の正義を回復するために、自身の提案を支持するよう呼びかけた。

2日、ウクルインフォルムが大統領から与党会派議員への呼びかけ音声メッセージを入手した。

ゼレンシキー大統領は、「歴史は、勝者を裁かない。そして、私が、危機解決の道は提案した法律しかないと決めた場合は、同法案に必ず賛成しなければならない。私たちがもし別の、もっと対立の小さい手段を見つけられたら、別の決定となる。しかし、今の私が言えるのは、一つのことだけである。すなわち、憲法裁判所の最近の決定、根本的な法律を無効化するというスキャンダル、これらは直接的で迅速な流血の道だということだ。憲法裁判所が金のために生み出しているこの混沌を私たちが止めなければ、街頭の衝突が生じるであろう。なお、その場合の社会の返答というのは、激しくなろうが、正義のものである。私たちは、国家を死の危機にさらすのだろうか?! そうでなければ、一緒に責任を負おうではないか。一緒に正義と合法性を回復しようではないか」と呼びかけた。

大統領はまた、憲法裁判所の「おかしな」行動が国家を破滅の淵へと追いやっていると指摘しつつ、国がまたもや血塗られた混沌へ引き込まれるか、あるいは透明なルールと合意のシステムである国家となるかは、議員たちの行動にかかっていると強調した。

同時に大統領は、今後与党人民奉仕者党の議員に対し、「翻弄(ほんろう)し、多くの特権を提案し、金銭関係や談合で誘惑するものが現れるだろう」と述べ、さらに「あなた方を壊し、誘惑する者は、私たちの会派の中からも出てくるだろう」と発言した。

その上で大統領は、人民奉仕者党に対して、一致団結を示し、同党が「自らの名誉と新しい政治のために闘うことのできる政党」であることを示すよう呼びかけた。

大統領は、「あなた方の今の決定、投票の結果で、世界的な決定が決まっていく。私たちは、全てのシステムを再起動する。なぜなら、対話の時間は終わり、説得の時間、穏やかさの時間も終わったのであり、憲法裁判所に関して断固とした決定を採択しなければならないからだ」と強調した。

なお大統領は、音声メッセージという手段で議員に呼びかけているのは時間がないからだとも述べた。

その他大統領は、「人生にはしばしば、困難だが、必要な選択をしなければならない時がある。そのような時は、どこかに背を向けて座り込んでいたり、自分には関係ないといった振りをしてはならないのだ」と発言した。

大統領は最後に、現在起きているのは、「憲法裁判所との闘いではない。ウクライナのイメージ、ウクライナの評判をめぐる闘い、真に重要な変化を不可逆にするための闘い、過去に戻らないための闘いだ」と強調した。

これに先立ち、憲法裁判所は28日、誤った資産申告の責任を定める刑法典366−1条を違憲とする判決文を公開。これを受け、国家汚職防止庁(NAPC)は、オンラインで公開されていた政権高官資産公開サイトへのアクセスを遮断した。憲法裁判所のによる27日に非公開裁判は、47名の最高会議議員が申請したもの。47名の議員の所属は、44名が親露系の「野党生活党」会派所属、2名が議員グループ「未来のため」所属であり、1名が無所属議員である。

ゼレンシキー大統領は29日、国家安全保障国防会議(NSDC)臨時会合を招集し、本件につき協議を行なった。その後大統領は、30日、憲法裁判所の10月27日の判決を無効化し、現行の憲法裁判所裁判官の権限停止を定める法案を最高会議(国会)に登録している他、1日には、ウクライナ国民と国際社会に対してウクライナ憲法裁判所による諸判決によって国内危機が生じているとして支持を求めるメッセージを発出している。

2日、米国、英国、カナダ、欧州連合(EU)、日本、ドイツは、「憲法裁判所の判決を取り巻く最近の出来事を高まる懸念とともに追っている。私たちは、全ての当事者に、対話にて団結し、この挑戦に取り組み、危機解決手段を見つけるよう呼びかける」とするメッセージを発出している。


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