大統領、年次教書演説でドンバス問題に言及
ウクルインフォルム
ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は20日、最高会議(国会)にて年次教書演説を実施し、ウクライナ内外政の状況につき、これまでの活動の成果と今後の政策の実施計画について説明した。
ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ドンバス情勢に関して、ゼレンシキー大統領は、7月末に発効した停戦がすでに86日続いていると喚起し、理想的ではなく、違反もあるが、攻撃数も被害も著しく減少したと強調し、「地元住民が、停戦のニュースは聞いていないが、静寂そのものは感じていると述べている。それは希望を与えるものだ」と発言した。
また、被拘束者解放について、自身が大統領になってから136名をすでに帰還させることができたと述べ、自身にとっては「人」が最上級の価値であると強調した。
大統領は、ドンバス戦争終結、平和、人々の帰還と領土の返還は、自身の活動計画における最重要項目だと述べた。