ウクライナの対ベラルーシ制裁はEUと調整していく=クレーバ外相

ウクライナの対ベラルーシ制裁はEUと調整していく=クレーバ外相

ウクルインフォルム
ウクライナは、欧州連合(EU)がすでに発動した、大統領選挙捏造に関与したベラルーシ政権幹部の制裁に加わる。EUの次の制裁に関しても、EUの発動手続きが終わり次第、参加を検討する。

13日、クレーバ外相がオンライン記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クレーバ外相は、「私たちのベラルーシに関する立場は、現在の危機の最初の日から一貫しており、明確であった。私たちは、EUの関連声明に加わっていた。すでに発動された制裁に関しては、私たちはそれに合流する。今後発動される制裁に関しては、私たちは、調整されたアルゴリムズにしたがって、つまりまずEUが最初に制裁を採択し、その後で私たちはそれへの合流の検討を行うことになる」と発言した。

外相は、ベラルーシ問題は、連合協定が定めているEUとウクライナの外政の収束機能の好例であると指摘した。

これに先立ち、12日、ジョゼップ・ボレルEU上級代表は、ルクセンブルグで開催されたEU外務理事会後の記者会見時に、EUはベラルーシの大統領選挙捏造に関与した同国政権幹部に対する制裁拡大が必要だという点で政治的合意に達したとし、新しい制裁リストには、EUが大統領としての正当性を認めていないアレクサンドル・ルカシェンコ氏も含まれると発言していた。

ベラルーシでは、8月9日に大統領選挙が実施され、その後、中央選挙管理委員会が14日に、最終開票結果として、現役大統領のアレクサンドル・ルカシェンコ候補の得票80.1%であり、有力視されていたスヴェトラナ・チハノフスカヤ候補の得票は10.1%だったと発表した。

これに対して、ベラルーシ市民が全国にて、中央選管の発表に疑問を提示して抗議を続けている。抗議者たちは、選挙結果は捏造されており、実際にはスヴェトラナ・チハノフスカヤ(シヴャトラナ・ツィハノウスカヤ)氏がルカシェンコ候補に大差で勝利したと考えている。

ベラルーシ反政権勢力の指導者であるスヴェトラナ・チハノフスカヤ氏は、ベラルーシ政権に、ルカシェンコ氏の辞任、公正で自由な選挙の実施、暴力の停止、政治囚の解放を要求している。


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