
対露制裁はドンバス・クリミアの占領が終わるまで続けるべき=ポーランド大統領
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ウクルインフォルム
ウクライナに対する侵略によって科された対露制裁は、同国の領土一体性が回復されるまで続けられねばならない。
12日、ポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領がキーウ(キエフ)訪問時のヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領との共同記者会見中に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ドゥダ大統領は、「もう一度確認する。ポーランドは、ウクライナの国境問題についてウクライナを支持しているし、国境は国際的に認められた枠で回復されねばならない。それは、ルハンシク・ドネツィク州の領土にウクライナのコントロールが回復されることを意味する。それはまた、クリミアのコントロールが回復されることを意味する」と強調した。
大統領はまた、クリミア問題は非常に重要であると述べた上で、ポーランドは国際場裏の様々な場所で、クリミアはロシアによって占領されていると強調していると伝えた。
ドゥダ大統領は加えて、ロシアの侵略に関係して発動された制裁につき、「占領が続く限り、制裁政策は終わらないし、制裁政策は確実に続けられねばならない」と強調した。
大統領は、「私たちは、そのことにつき欧州連合(EU)や様々な国際コミュニティに対して呼びかけていく」と発言した。
その上で大統領は、第二次世界大戦後の欧州で、力による国境変更はどのようなものも看過し得ないし、国際社会は決してそれを受け入れてはならないと発言した。
なお、ドゥダ大統領のウクライナ公式訪問は、10月11日に始まっている。12日、ドゥダ大統領とゼレンシキー大統領は、キーウ市内のマルインシキー宮殿にて会談した。

写真:ヘンナジー・ミンチェンコ/ウクルインフォルム
ドゥダ大統領のウクライナ訪問は13日まで続き、今後、キーウの他、オデーサも訪れる予定となっている。