ウクライナはクリミア脱占領プラットフォームへロシアを招待する=外務次官
ウクルインフォルム
ウクライナは、国際クリミア脱占領プラットフォームにロシア連邦を招待する予定である。ただし、ロシアが招待を受けることは期待していない。
5日、エミネ・ジャパロヴァ外務第一次官がオンライン・ブリーフィング時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ジャパロヴァ氏は、「私たちは、ロシア連邦をクリミア・プラットフォームに招待する決定を採択した。ただし、私たちは、ロシア連邦の明確な非文明的振る舞いを考慮した上で、ロシアがその招待を受けることは期待していない」と発言した。
ジャパロヴァ氏はまた、クリミア・プラットフォームの主要なイベントは「クリミア首脳会談」となると報告した。現在、同首脳会談の開催日が議論されているとし、特に2021年2月26日のロシア侵略へのクリミア抵抗の日が検討されていると伝えた。同時に同氏は、新型コロナウイルス感染拡大によって会合の類を具体的に計画することは現在困難だと発言した。
同氏は、クリミア・プラットフォームは参加国首脳レベルを最高レベルとし、その他、外務大臣、国防大臣、議会、専門家の各レベルの会合が想定されていると喚起した。
同氏は、プラットフォームの課題はクリミア問題を最高レベルの政治議題に戻すことにあるとし、同時にクリミア議題を伝える上でクリミア・タタール民族代表機関「メジュリス」の参加なしには同課題を実行することはできないとも指摘した。
これに先立ち、9月23日、ゼレンシキー大統領は、国連総会にて、クリミア脱占領プラットフォームのコンセプトを説明し、パートナー国に対して同プラットフォームに参加するよう提案していた。
写真:エミネ・ジャパロヴァ外務第一次官(ツイッター)