ウクライナはEUの対ベラルーシ制裁に加わる準備がある=クレーバ外相

ウクライナはEUの対ベラルーシ制裁に加わる準備がある=クレーバ外相

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ウクライナは、欧州連合(EU)がベラルーシ政権幹部に対して科した制裁に加わる準備がある。

ドミトロー・クレーバ外相がBBC(ウクライナ語版)へのインタビュー時に発言した

クレーバ外相は、「私は、誰がそのリストに加わったのか、最終的な法的決定を見たい。しかし、私たちは、その制裁に加わる準備がある。なぜなら、それは政策一貫性の問題だからだ」あと発言した。

外相はまた、「ウクライナは、現状重要なのは、単一の前線として行動することだと考えている。私たちは、この複雑な状況におけるベラルーシの民を助けるために、私たちのできることを全て行なっている」と発言した。

外相は、ウクライナがそのような連帯を示すことはEUや北大西洋条約機構(NATO)の国々にとってより大きな代償を払うことになるとし、その理由として、ウクライナは、EUやNATOの「保護の傘」の下になく、ロシアがベラルーシに影響力を拡大することはウクライナの安全保障にとっての脅威であるためだと指摘した。

同時に外相は、ウクライナが加わるつもりなのはベラルーシ政権幹部に対する個人制裁であり、経済制裁を科したり貿易を制限したりする予定はないとし、ベラルーシ・ウクライナ貿易は互恵的なものであり、貿易を対象にする制裁は理解が得られないと指摘した。

同時に、ロシアがベラルーシの企業をコントロール下に置いた場合は、立場を変える可能性はあるとし、「その時は、一つ一つの大きな契約を分析し、追加的リスクが生じないかどうか見る必要がある。なぜなら、私たちの間には、軍事・貿易セクターに連携があるためだ」と説明した。

加えて外相は、ウクライナはミンスクにある外交代表部の縮小は行わないと発言した。外相は、「私は、外交関係を断絶したり、ベラルーシにおけるウクライナのプレゼンスを、対ロシアでそうしているような、暫定代行のレベルにまで縮小したりするための根拠はないと思っている」と発言した。

これに先立ち、10月1日、EUは、ベラルーシ政権幹部40名に対する個人制裁を発動している。


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