「私たちは、ロシアがもっと平和を望むのを目にしたい」=ゼレンシキー大統領

「私たちは、ロシアがもっと平和を望むのを目にしたい」=ゼレンシキー大統領

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ゼレンシキー大統領は、ロシア連邦が平和達成をもっと加速させたがるのを目にしたいとし、ロシアが平和のために重要な行動をすべきだとの見方を示した。

ゼレンシキー大統領がスロバキアの経済紙Hospodárske novinyへのインタビュー時に発言した。大統領府広報室が伝えた

大統領は、「ウクライナは平和に最大限関心を抱いている。なぜなら、戦争は私たちの領土で起きているからだ。しかし、平和への道は、双方の動きでなければならず、被占領下ウクライナ領を支配するロシアが重要な行動をせねばならない。私たちは、モスクワが平和達成をもっと加速させたがるのを目にしたい」と発言した。

同時に大統領は、ウクライナとロシアの関係は「複雑だ」と指摘し、「ドンバス戦争は7年間続いている。ロシアは、私たちのクリミア半島を併合した。同時に、歴史的には私たちには多くの経済的、人的コンタクトがあったのだが、それは痛みとともに分断された」と発言した。

大統領は、ウクライナ東部の戦争は1万4000人以上の死者を出し、数万人を負傷させ、家族を壊し、数百万の人々から家を奪ったと強調した。大統領は、「(関係)正常化を話すのは、困難なプロセス、この場合、平和達成の協議プロセス、に(終了の)スタンプを押すようなものだ」と発言した。

大統領はまた、ロシア連邦のプーチン大統領とはノルマンディ4国フォーマットや二国間フォーマットなど、複数の対話フォーマットがあるとしつつ、「必要があれば、直接話している」と伝えた。大統領は、「ロシア大統領とのコミュニケーションは制限されているが、しかし内容はある。私は、完璧主義者として、私たちの対話からより多くの効果を得たいと思っている」と発言した。

その他大統領は、ウクライナで戦争が続いているのは3%の領土(編集注:ドンバス地方の一部)でだけだが、それでもウクライナは西側のサポートを必要としているとし、ドンバス戦争は大陸全体の状況を不安定化させるものなのだと指摘した。

そして、大統領は、「全ての戦争がいつか終わるものだ。問題は、それがどれだけ続くか、どれだけの人命を奪うか、どれだけの苦しみをもたらすかにある。私たちは、ウクライナの町々、ドネツィク、ルハンシクは、私たちの町であり、そこにいるのは私たちの人であり、それはクリミアも同様であると100%確信している。もし外部干渉がなければ、ドネツィクも、ルハンシクも、クリミアも私たちの統一国家システムの中で普通に生活できていたはずなのだ」と強調した。


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