ウクライナはEUへの完全統合を希望=ゼレンシキー大統領
ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は、ウクライナは欧州連合(EU)への完全統合を望んでおり、EU側から明確な将来の加盟への展望を受け取りたいと思っていると発言した。
ゼレンシキー大統領がスロバキアの経済紙Hospodárske novinyへのインタビュー時に発言した。大統領府広報室が伝えた。
ゼレンシキー大統領は、「ウクライナは、EUへの完全な統合を望んでいる。私たちは欧州国家であり、共に働くことで多くのものを欧州へ与えることができるし、欧州大陸の多くのことがウクライナ情勢に左右されている。そのため、ウクライナがEUの完全な加盟国になるというのは論理的なことなのだ。私たちは、EUから、ウクライナにとっての明確かつ明白に形成された加盟への展望を受け取りたい。ウクライナ国民にとって、EUが私たちの願望を認め、支持することが重要なのだ」と発言した。
大統領はまた、EUはウクライナの主権・領土一体性回復問題と国内改革サポートにおける鍵となるパートナーだと強調した。
大統領はとりわけ、EU連合協定署名の時から、EUがウクライナにとっての最大の貿易パートナーとなったことを喚起し、すでにウクライナの対外貿易の40%以上が対EUのものだと指摘した。更に、2017年のシェンゲン圏への査証免除が始まってから、ウクライナ国民は5000万回EU諸国へ渡航したと伝えた。
同時に大統領は、ウクライナは現在、更なるEUとの統合深化のために連合協定の潜在力を最大限利用し、同協定の貿易部分を現在の経済状況に適合させるために作業をしていると述べた。
大統領は、連合協定の貿易部分改定は10月1日のブリュッセルにおけるウクライナEU首脳会談の重要議題の一つだと伝えた。
なお、ゼレンシキー大統領は、9月24日にスロバキアを公式訪問する予定である。
写真:大統領府