ゼレンシキー大統領、アリエフ・アゼルバイジャン大統領と電話会談
ウクライナ大統領府広報室が伝えた。
発表によれば、ゼレンシキー大統領は、「私たちの重要プロジェクトの実現にアゼルバイジャンのパートナーたちが積極的に参加していることを嬉しく思う。好例は、キーウ(キエフ)〜チェルニヒウ〜ノヴィー・ヤリロヴィチ間幹線M-01の38キロメートル大改修だ。私たちはまた、(編集注:被占領下クリミアとの)通過検問地点『チョンハル』のサービスハブ建設も終了に向かっている」と発言した。
ゼレンシキー大統領は、両国の政治対話が活性化していることを指摘した他、アゼルバイジャン企業のウクライナの大型民営化への参加を呼びかけた。また、国営航空機製造企業「アントノウ」のプロジェクトでの二国間協力の活性化を提案した。
両者はまた、新型コロナウイルス拡散問題、国内感染状況や対策について協議した。
ゼレンシキー大統領は、ウクライナではCOVID-19による致死率は低いと指摘しつつ、国民が防疫制限に疲れているとも発言した。
ゼレンシキー大統領はまた、ドンバス治安情勢、ベルリンでのノルマンディ4国首脳補佐官級会合の結果を報告し、停戦が約2か月続いているが、挑発行為によりウクライナ軍人が1名亡くなったことを伝えた。
アリエフ・アゼルバイジャン大統領は、ウクライナの主権と領土一体性への支持を表明し、アゼルバイジャンはウクライナに対して近しい戦略的パートナー国として接していると発言した。
両者はその他、文化・人文、スポーツや観光の分野や人的交流について注意を向けた。ゼレンシキー大統領は、アゼルバイジャン国立じゅうたん博物館がオレーナ・ウクライナ大統領夫人の提案を受けて、ウクライナ語のオーディオガイドを観光客向けに用意したことにつき、謝意を伝えた。
写真:大統領府