ゼレンシキー大統領、自分を「ウクライナの君主」だと思っている政治家がEU査証免除取り消しを言いふらしていると発言

ゼレンシキー大統領、自分を「ウクライナの君主」だと思っている政治家がEU査証免除取り消しを言いふらしていると発言

ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は、西側パートナー諸国とは正常なコミュニケーションが取れており、特別汚職対策検察(SAP)長選考作業が透明であるべきとの西側パートナー諸国の見解を共有していると発言した。

18日、ゼレンシキー大統領が、イヴァノ=フランキウシク州にて記者団とのやり取りの際、ウクルインフォルムの記者による、欧州連合(EU)の査証免除が無効化されるかもしれないとの情報についての質問に答える形で発言した。

ゼレンシキー大統領は、「私たちは、西側パートナー国と正常なコミュニケーションをしている。私は、それがSAP関連委員会(編集注:SAP長含むSAP管理職選考委員会)の構成に関してだというのは理解している。私は、西側パートナー国の声明、在ウクライナ大使館代表者の発言を注意深く読んだ。彼らは、委員会が注意深く仕事をし、新しい専門的なSAP長が透明に選出されるよう、注視したいと述べたのだ。私は、彼らの考えを共有するし、それを完全に支持している。私は、それ以外ではあり得ないと思っている」と発言した。

大統領はまた、ウクライナ国内の複数の政治家がSAP長選考委員会の委員を最高会議が決めたことで、EUの査証免除が無効化される可能性があると発言していることにつき、「注意を向けていない」と発言した。大統領は、「私は、基本的にウクライナの政治家が自らの権限のない範囲の発言をしていることにはコメントしない。彼らは、査証免除をあげたり、取り去ったりはできないのだ。ウクライナの政治家について言えば、誰がその情報を拡散しているか私は知っている。それを拡散している政党の党首は、今でも、自分がウクライナの君主、ウクライナのボスだと思っている人物だ(編集注:ポロシェンコ前大統領のこと)。しかし、その人物には、5年間ウクライナを建設し、国民に何ができるかを示す時間があったのだ」と指摘した。

これに先立ち、これに先立ち、17日、最高会議は、特別汚職対策検察(SAP)長の選考委員会の代表者を決定する決議を採択していた。

決議は、SAPの管理職選考実施委員会の構成への最高会議からの代表者を任命するもの。

委員会には、人民奉仕者党会派が提案した人物3名、「未来のため党」グループが提案した人物2名、野党生活党が提案した人物1名、信頼グループが提案した人物1名となっている。

SAP長含む、SAP管理職は、検察法にもとづき、公開選考の結果によって任命される。選考は、検察評議会から4名、最高会議から7名選出される委員から構成される選考委員会が行う。

これに先立ち、8月21日、イリーナ・ヴェネジクトヴァ検事総長は、ナザール・ホロドニツィキーSAP長を同氏の辞表を根拠に解任していた。

これを受ける形で、在ウクライナ米大使館と在ウクライナEU代表部は17日、同日最高会議(国会)が特別汚職対策検察(SAP)長選考委員会に関する決定を採択したことに留意した上で、同委員会の活動に今後の米国のサポートが左右されると発表している


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