「シュミーの共同調査」合意についての関係者ら反応まとめ

「シュミーの共同調査」合意についての関係者ら反応まとめ

ウクルインフォルム
9日に三者コンタクト・グループ(TCG)が合意した、「紛争当事者双方」代表者と欧州安保協力機構(OSCE)の参加によるドネツィク州シュミー(政府管理地域)における、ウクライナ側とロシア武装集団代表者による「共同調査」の実施について、ソーシャルメディア上にて様々な見解が出されている。

ウクルインフォルムが主な主張・見解を取りまとめた。

TCGにウクライナ代表団側で参加しているデニス・カザンシキー氏は、フェイスブック・アカウントにて、今回の決定を報道で知ったとしつつ、「変な決定だ」とコメントした

カザンシキー氏は、「今日、TCGにて変な決定が採択された。会合を開いたのは、治安問題作業部会だけだから、私もセルヒー・ハルマシュ(編集注:TCGウクライナ代表団メンバー)も会合に出席していないし、会合結果は報道で知った」と書き込んだ。

同氏はまた、「OSCE監視団がウクライナ側に停戦条件の違反はないと確認したにもかかわらず、私たちの側はなぜか、ロシア武装集団代表者とともにシュミーのウクライナ側配置地点の共同調査を行うことに同意したのだ」と指摘した。続けて同氏は、「そのような調査が相互的なもので、私たちの代表者が敵の配置地点の調査もできるのであれば、私たちは恐ろしくなかったであろう。しかし、大統領府ウェブサイトの発表を追うと、話はシュミーだけとなっている。それはおかしい。なぜなら、ウクライナの司令部も、武装集団が新しい配置地点や施設を作っているとの発言があったからだ。ウクライナ側代表団がその地点をOSCEとともに調査するのが論理的であろう」と指摘した。

同氏はまた、「妥協は、それが相互的である場合にのみ意味がある。妥協が、片側だけで行われる場合は、それは別の名前で呼ばれるのだ」と書き込んだ。

Странное решение сегодня было принято в ТКГ. Встречалась только подгруппа по безопасности, поэтому мы с Сергеем Гармашем...

Опубліковано Денисом Казанским Середа, 9 вересня 2020 р.

最高会議(国会)の与党会派「人民奉仕者党」に所属するボフダン・ヤレメンコ議員は、「ドンバス地方のシュミーにおける共同調査の実施は、一回限りの検証行為だ」とコメントした。

ヤレメンコ氏は、「それは共同パトロールではない」とし、「OSCE監視団代表者が同行し、JCCC(共同管理調整センター)代表者が私たちの配置地点に近づき、双眼鏡でそこを見ることを許すものだ」と書き込んだ。

同氏は、「同時に、私たちの代表者がロシア側配置地点について同じ事をする」と述べた。

ヤレメンコ氏はまた、それはウクライナが武装集団を承認することにはならないとし、「JCCCは、ウクライナ・ロシア間の機構だ。私たちは、ウクライナの配置地点を双眼鏡で見るのは、ロシアの将校であり、ドネツィクの炭鉱夫ではないと理解している。ただし、まず間違いなく、ロシアのプロパガンダは、『DPRの民』を真反対の内容で説得するだろうが」と書き込んだ。

Що я знаю, про "спільне патрулювання"? Що це не так. Немає "спільного патрулювання". І "сепари не топтатимуться своїми...

Опубліковано Богданом Яременком Середа, 9 вересня 2020 р.

記者のヤニナ・ソコロヴァ氏は、「共同調査の後には、共同の昼食でも食べるのかな?」と書き込んだ。

レオニード・クラウチュークTCGウクライナ代表は、テレビ番組出演時に、シュミーの共同調査に参加するのは、「ドネツィク州一部地域代表者、ウクライナ側JCCC代表者、OSCE代表者のハイディ・グラウ氏」だと伝えた。

同代表は、TCGがシュミーでの共同調査実施の決定をしたのは、「深刻な激化」が生じたためだと述べ、ドネツィク州の非政府管理地域代表者が、そこでウクライナ軍が新しい技術施設を建設していると主張していたと指摘した。同氏はまた、「OSCEは、シュミーにはウクライナ軍側の違反はないと認めた。何の施設もないと。しかし、ドネツィク州一部地域側は、そこには施設があると主張し、ロシア人もそう言う。今日は、その会合にいたコザーク(ロシア連邦大統領府副長官)もそう言った」と発言した。

クラウチューク氏は、その共同調査は、同日14時に実施されると伝えた。

同時にクラウチューク氏は、平和達成のために大きな妥協をすることはないと述べ、「妥協と呼び得ないような妥協はある。独立や、主権や、国境不可侵といったもの(は大きな妥協だ)」とし、そのような大きな妥協以外の妥協はあり得ると発言した。

これに先立ち、ウクライナ大統領府は、TCGが9日のビデオ会合にて、ドネツィク州のコンタクト・ライン沿いのシュミー町をOSCE代表者参加の上で、TCG関係者が「共同調査」をすることで合意したと発表していた。


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