ベラルーシ治安機関職員、野党勢力メンバーに森の中で動画メッセージ録画を強制

ベラルーシ治安機関職員、野党勢力メンバーに森の中で動画メッセージ録画を強制

ウクルインフォルム
ベラルーシ治安機関職員は、野党勢力「調整評議会」メンバーであるアントン・ロドネンコフ氏とイヴァン・クラフツォフ氏に、動画メッセージを録画するよう強制した。

8日、ロドネンコフ氏とクラフツォフ氏がキーウ市内のウクルインフォルムにおける記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クラフツォフ氏は、「彼らは動画撮影を要求した。彼らによる文面案を提案してきた。私たちは、もっと中立的なものを、と述べた。5人の人物が私たちを森に連れて行った。1人はスーツで、LEDランプを持っていた。別の人は、覆面で軍服を来ていた。私たちは、別の二人にコントロールされたまま、いくつかの録画案を作った」と発言した。

続いてロドネンコフ氏は、自分たちは「状況が複雑だったため」動画メッセージを録画することに同意したのだと発言した。

これに先立ち、7日、野党勢力「調整評議会」メンバーのコレスニコヴァ氏らがミンスク市内で正体不明の人物により拉致されたとの目撃情報が伝えられていた。8日朝、ウクライナ国境警備庁は、ロドネンコフ氏とクラフツォフ氏の2名のみウクライナ国境検問地点に到着したことを伝えた。アントン・ヘラシチェンコ・ウクライナ内務次官は、両者は自発的にベラルーシを出国したのではなく、強制的に追放されたのだと説明していた。

同時に、ベラルーシ国境警備委員会は、ウクライナ・ベラルーシ国境地点にてコレスニコヴァ氏を拘束したと発表していた。

8日、アレクサンドル・ルカシェンコ・ベラルーシ大統領は、ロシアの記者に対して、コレスニコヴァ氏はあたかも親族に会うために「ウクライナへ逃亡したがっていた」などと発言していた。

なお、ベラルーシでは、8月9日に大統領選挙が実施され、その後、中央選挙管理委員会が14日に、最終開票結果として、現役大統領のアレクサンドル・ルカシェンコ候補の得票80.1%であり、有力視されていたスヴェトラナ・チハノフスカヤ候補の得票は10.1%だったと発表した。

これに対して、ベラルーシ市民が全国にて、中央選管の発表に疑問を提示して抗議を続けている。抗議者たちは、選挙結果は捏造されており、実際にはチハノフスカヤ候補がルカシェンコ候補に大差で勝利したと考えている。この抗議運動により、抗議者と治安機関の間で衝突が起き、多くの拘束者や死傷者が出ている。

チハノフスカヤ氏は25日、欧州議会外務委員会臨時会合におけるスピーチの際に「ベラルーシ人の要求は、公正で自由な選挙」だと説明している。


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