マレーシア航空機撃墜事件公判再開 11月中旬まで続く見込み

マレーシア航空機撃墜事件公判再開 11月中旬まで続く見込み

ウクルインフォルム
8月31日、オランダのスキポール裁判コンプレクスにて、マレーシア航空機MH17撃墜事件の公判が再開された。今回の公判は、3つの公聴会から構成され、11月13日まで続く見込み。

MH17案件国際捜査チーム(JIT)にてウクライナを代表するヒュンドゥズ・マメドウ検事副総長がウクルインフォルムのハーグ特派員に伝えた。

メメドウ氏は、「第一(公聴会)は、8月31日から9月11日まで続き、補償要求に関する双方の立場が議論される予定だ。その際、遺族が同問題を独自に提示する可能性や、要求提出の期間も話し合われる」と伝えた。

また、同氏は、第一公聴会の際には、弁護側による追加的捜査実施に関する主張も聞かれる予定だと伝えた。

なお、公聴会の暫定計画によれば、第二公聴会は、9月28日から10月9日まで、第三公聴会は11月2日から11月13日まで実施される予定となっている。

同時に裁判所側は、新型コロナウイルスにより、公聴会が停止されたり、予定が取り消されたりする可能性があると伝えている。公判を傍聴できる人数は制限されており、記者は最大で100名まで法廷に入ることが認められている。同時に、全てのプロセスはオンラインで中継される

MH17事件の公判は本年3月9日に開始されている。

マレーシア航空機撃墜事件とは、2014年7月17日、アムステルダムからクアラルンプールへ向かっていたマレーシア航空機MH17がウクライナ東部ドンバス地方上空で武装集団により撃墜され、乗客・乗員合計298名全員が死亡した事件をいう。

2016年9月、国際共同捜査チーム(JIT)は、同事件の技術捜査の結果として、同航空機が、親露武装集団支配地域から地対空ミサイルシステム「ブーク」により発射された弾頭「9M38」により撃墜されたことを判明させていた。

2018年5月24日には、JITは、MH17を撃墜したロシアのミサイルの破片を公開しつつ、ミサイルがロシアのクルスクを拠点とするロシア軍第53対空ミサイル旅団に属するものであることが判明したと発表した。

2019年6月、マレーシア航空機MH17撃墜事件の捜査を行う国際共同捜査チーム(JIT)は、同撃墜に関与した容疑者4名を公表している。

スキポール裁判コンプレクスは、ハーグから約50キロ離れた場所に位置する。


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