
ゼレンシキー大統領、ベラルーシ国民のウクライナ入国条件の緩和を提案
ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は、ベラルーシ国民のウクライナへの入国条件を緩和するべきとの見解を示した。
25日、大統領が定例会議の際に発言した。大統領府広報室が伝えた。
ゼレンシキー大統領は、「彼らの国内状況が極めて緊張する中、ベラルーシ人たちの入国をどうやったら禁止できるというのだろうか? 私は、ベラルーシ人の私たちのところへの入国の緩和を賢明な形で書くべきだと思っている。それは非常にデリケートなテーマだ。全てを考慮せねばならない」と発言した。
なお、ベラルーシでは、8月9日に大統領選挙が実施され、その後、中央選挙管理委員会が14日に、最終開票結果として、現役大統領のアレクサンドル・ルカシェンコ候補の得票約80%であり、有力視されていたスヴェトラナ・チハノフスカヤ候補の得票は約10%だったと発表した。
これに対して、ベラルーシ市民が全国にて、中央選管の発表に疑問を提示して抗議を続けている。抗議者たちは、選挙結果は捏造されており、実際にはチハノフスカヤ候補がルカシェンコ候補に大差で勝利したと考えている。この抗議運動により、抗議者と治安機関の間で衝突が起き、多くの拘束者や死傷者が出ている。
写真:大統領府