「露がベラルーシで立場を強化するのはウクライナの国益に反する」=クレーバ外相

「露がベラルーシで立場を強化するのはウクライナの国益に反する」=クレーバ外相

ウクルインフォルム
クレーバ外相は、ロシアがベラルーシにて今以上に立場を強化することはウクライナの国益に反すると発言した。

24日、クレーバ外相がキーウ(キエフ)訪問中のマース独外相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クレーバ外相は、「ウクライナは、独立し、民主的なベラルーシに関心がある。そのため、ロシアがベラルーシにて今以上に立場を強化することは、それがどのようなものであれ、ウクライナの国益に反する。私たちは、ベラルーシとの間に非常に長い国境を有しており、私たちは、少なくともこの国境は私たちの国にとって安全で友好的であり続ける、ということで確信を持たねばならない」と発言した。

外相は、2014年のウクライナの尊厳革命(マイダン革命)と現在のベラルーシの出来事を比較はし得ないと指摘し、「外観は、それらは似ていると思えるかもしれないが、しかし両者の間には根本的な違いが一つある。2014年、ウクライナ人たちは、自らの国家を欧州国家として発展させるために立ち上がっている。それは、ロシアにコントロールされた空間に戻るか、大きな欧州家族へと向かう動きを続けるか、という選択の問題だった。私たちは現在、ベラルーシではそのような選択を目にしていない。私たちは、ベラルーシ人たちは何よりも、長らく国家権力を維持してきた政権エリートに対し、自らの不満を表明しているのだ。しかし、今ベラルーシで起こっているのは、国の方向性の選択の話ではない」と発言した。

外相はまた、ベラルーシでは何よりベラルーシ国民が選択をすべきであり、その選択にもとづいて、EUが、今後どのようにベラルーシをサポートしていくかにつき決定を下していくことになると説明した。

同時に、外相は「しかし、もう一度強調する。私たちは、抗議者に対する暴力を絶対に受け入れない。ウクライナでは、抗議の権利が実質的に聖なる権利として扱われているのだ。ただし、私たちにとって、独立し民主的なベラルーシの存在は極めて重要であり、そのベラルーシのトップに立つ者の名前は、二の次のことである」と発言した。

なお、同日、ドイツのマース外相がキーウを訪問し、クレーバ外相と会談を実施していた。


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