ゼレンシキー大統領、ミンスクで拘束されていた3名のウクライナ国民の解放を発表
14日、ゼレンシキー大統領がフェイスブック・アカウントにて伝えた。
大統領は、「今日、私たちの熱心な行動を受け、ついにイェウヘン・ヴァシリイェウ氏、コスチャンティン・レウツィキー氏、オクサーナ・アリョシナ氏が解放された。(中略)また現在、もう一人のウクライナ人で、ブレスト氏の拘置所に入れられているロマン・シシュコー氏の解放のための協議が行なわれている」と書き込んだ。
また大統領は、8月12日の人権活動家や記者の拘束は違法だと指摘した。
大統領は、「彼らは、ベラルーシ共和国法を一つも違反していないし、彼らがそこにいたのは、起きている出来事の正しい情報を得て、開かれたメディア空間にてコメントをすることだけが目的であった。オープンで、透明で、専門的なやり方でだ。今、彼らは完全に安全な場所にいる」と発言した。
大統領はまた、ウクライナは自らの国民を守ることができるし、いつでも守っていくと強調した。同時に大統領は、ベラルーシ側に対して、「違法な拘束と暴力を完全に慎むように」と呼びかけた。
大統領は、「私たちは、本当に無関心ではないのだ。私たちは、本当にベラルーシで起きているあらゆることを心配している。ベラルーシは、常にウクライナの良き友であり、パートナーであった。そして、私たちにとっては、ベラルーシ人が社会・政治的対立から平和で民主的な出口を見つけることが重要なのだ」と強調した。
これに先立ち、13日、ドミトロー・クレーバ外相が抗議運動の続くベラルーシ首都ミンスクにてウクライナ国民3名が拘束されたと伝え、ウクライナ政府はこれら3名のウクライナへの帰還を目的とした速やかかつ無条件の解放を要求していると述べていた。
14日朝、イェウヘン・ヴァシリイェウ氏とコスチャンティン・レウツィキー氏が解放されたことが伝えられていた。
写真:大統領府