レズニコウ副首相、露幹部の「停戦は保証できない」発言につき説明

レズニコウ副首相、露幹部の「停戦は保証できない」発言につき説明

ウクルインフォルム
ロシアとの協議に参加しているオレクシー・レズニコウ副首相兼一時的被占領地再統合問題担当相は、ロシア政権幹部がドンバス停戦を保証できないと述べたことにつき、その真意と実際の状況、ウクライナ側の理解と対応につき説明した。

レズニコウ副首相が、動画会議「ミンスク・プロセス:穏健な成功か、あるいは政治的袋小路か」の際、ウクルインフォルムの記者からのペスコフ露大統領報道官の発言についての質問に答える形で発言した。

レズニコウ副首相は、「あなたが言及した人物(ペスコフ氏)の発言は、ウクライナに向けられたものではない。それは欧州各国やその他の国々に向けられたものだ。彼らは、(対露)制裁は解除すべき、なぜならロシアはその国際軍事紛争の当事者ではないから、と説得しようと試みているのだ。だから、その方(ペスコフ氏)はロシアは停戦体制遵守の責任は負えないなどと言っているのだ。それにつき詳しく説明したい。彼らは、それが『できない』のではなく、それを『したくない』のだ。その理由は、自らがそのハイブリッド戦争に本当は直接関係しているということを示したくないからである」と発言した。

副首相はまた、「ドネツィク・ルハンシク両州一部地域軍事武装集団」は、実際には、ロシア連邦軍の第1軍・第2軍集団を構成している、と指摘した。また、「ドネツィク・ルハンシク両州一部地域軍事武装集団」という名称は、そもそもミンスク諸合意に書かれているものだとも指摘した。

その上で、副首相は、「その司令部にいるのは、ロシアの将校だ。彼らが命令を出し、その集団に加わる傭兵や『代理人』がその命令を履行している。そのことは、ノルマンディ・フォーマット(独仏宇露の4国)の首脳を含め、誰もが知っていることである。つまりそれは、たかの知れたゲームなのだ。彼ら(ロシア)は、責任が取れないと言っている。しかし、実際のところ、誰が命令や指示を出しているか、私たちは良く知っている。だから、私たちは彼らにそのゲームで遊ぶことを許しているのだ。重要なのは、彼らがTCGにて自らに負った合意、彼らの権限ある代表者が署名したその合意を履行することである。彼らは、その合意を否定していない」と強調した。

これに先立ち、27日、ロシア連邦のペスコフ大統領報道官が、ロシアがドンバス停戦の遵守を保証することはできないとし、その理由として「ロシアはウクライナ南東部紛争の当事者ではないから」と発言していた

ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は29日、ウクライナはドンバス地方の停戦を100%履行しているが、非政府管理地域側の停戦遵守はロシア連邦次第だと発言している


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