プーチン露大統領のウクライナ地方選挙投票日についての発言にレズニコウ副首相が反論
ウクルインフォルム
ロシア連邦のウラジーミル・プーチン大統領がウクライナの地方選挙開催日につき「ミンスク諸合意の違反」とコメントしたことにつき、ウクライナのオレクシー・レズニコウ副首相兼一時的被占領地再統合問題担当相は、地方選挙投票日はウクライナ憲法により定められているとコメントした。
27日、レズニコウ副首相が24局出演時にプーチン露大統領の発言につきコメントした。
副首相は、ウクライナ憲法にウクライナ地方選挙が10月最終日曜日に実施されることが定められていると指摘した。
同時に副首相は、プーチン露大統領は最高会議決議の第4条にて、ドネツィク・ルハンシク両州一部地域とクリミアにおける地方選挙は脱占領後、外国軍・違法武装集団撤退後に実施されることになると定められていることに反応したのではないかとコメントした。
その上で、レズニコウ副首相は、「そして、そこ(編集注:本件に関するロシアの立場)には何ら新しいものはない」と指摘した。
これに先立ち、7月15日、ウクライナ最高会議は、2020年10月25日に地方選挙を実施することを定める決議を採択していた。
ロシア大統領府発表によれば、ロシア連邦のプーチン大統領は、7月26日のゼレンシキー大統領との電話会談の際に、この日程につき「ミンスク諸合意に反するものであり、情勢解決の展望を脅かすもの」と発言していた。